何でレイソルこれで降格争いなの?

 第103回 天皇杯決勝 川崎フロンターレ柏レイソル(0-0 PK8-7)
 今年の天皇杯決勝は、フロンターレレイソル
 レイソルJリーグでギリギリ残留だったため、厳しいかなと思っていたのですが、フロンターレを徹底的に研究し尽くしたのでしょう。4-4-2のブロックでカウンターに徹していました。
 特にフロンターレのパス回しの起点となるアンカー橘田を試合を通して攻撃では機能させなかったのが大きかった。フロンターレはもう少し早くダブルボランチに切り替えてパスコース増やす手を打った方が良かったと思います。
 ですが、19本のシュートが1本もゴールに入らなかったのでは流石に勝つ事は難しい。PK戦での激闘は語り継がれる事でしょうけど、そうなるまでに何とかしたかった。
 フロンターレは2017年の初優勝からのサイクルの完全な終了を告げる優勝になりました。2020年、2021年のJリーグ史上最強のチームも、毎年の様に中心選手を海外に引き抜かれていたら維持すらままなりません。よくこの状態で天皇杯を取れたと思います。チームを支える家長も38歳。まだボールを持った時の煌めきは健在ですが、もう彼に全てを託して何とかしてもらうのも苦しいです。
 レイソルは頑張りました。このサッカーを常時やれればリーグ5位とかも狙えるでしょう。決勝だからこその極限の集中力だったとも言えますが。来年はエース細谷の海外移籍の噂もありますし、点の取れるセンターフォワードの補強は必須でしょう。