この順位で始まる神奈川ダービーは

 2017年 J1リーグ 第25節 川崎フロンターレ横浜マリノス(3-0)
 マリノスが2位、フロンターレが3位という見た目は好位置ながら首位との価値点差がマリノスが5、フロンターレが6と「2位グループ化」している中での神奈川ダービー
 試合は3-0とスコアこそフロンターレの圧勝に思えますが、そこまで大きな差はありませんでした。
 マリノスはしっかりとした守備からのカウンター。フロンターレはパス回しとお互いが長年積み上げて来たサッカー同士がぶつかり合うのだからつまらない試合にはなりません。
 マリノスの失点は全て自陣深くでのクリアミスから。フロンターレは自慢の多彩なパス回しでマリノスの守備を正面から崩す事は最後まで出来なかったのです。
 フロンターレはパス回しが武器ですが、今季は奪われてから奪い返すプレーの質の高さが目立ちます。ただ、ブロックを作ってゾーンで守備をする時の質はまだまだ。
 マリノスは松原・山中・扇原といった代表経験がありながら怪我でなかなか活躍出来なかった選手のリサイクルに成功。フロンターレとは逆にもう少しマイボール時に落ち着いてプレー出来ればもっと強くなるのですが。
 引いて守っても前からプレスをかけても守れて、ショートパスを回してもカウンターでも攻められるフロンターレマリノスを足して2で割らない様なチームが完成すれば無敵なのですが・・・
 フロンターレはこの勝利で2位に浮上。ただ、首位のアントラーズとの差は価値点差6で残り9試合。正直相当難しいと言わざるを得ません。

エグゼイド感想

 特撮 仮面ライダーエグゼイド
 放送2016/10〜2017/8 全45話 評価7.5(10点満点6点が及第点)
 平成ライダー18作目はかなりの当たりでした。
 序盤からじゃんじゃん新フォームを出していき、中盤の怒涛の展開、後半の伏線回収と素晴らしい出来。中盤はOPが無いことやレベル1を使わない事に腹を立てていましたが、その演出も後半に向けたタメでした。
 マイナスポイントはラスボスのクロノスがかなり冗長だったこと。何回もクロノス戦を見せられて、ゲムデウスがほとんど活躍ないままにクロノスと合体してゲムデウスクロノスになり、ゲムデウスクロノスを倒したらまたクロノス戦。
 テレビゲームらしいといえば、それまでですが、流石に冗長。玩具の販売のため、次作は9月スタートに変更だから4話ほど削られたから仕方がないと言えば仕方がないですが。
 ただ、夏の映画でテレビシリーズ後の真のラストバトルを描いたトゥルーエンディングや、年末のムービー大戦や、来年のVシネシリーズやらなんやらでまだまだエグゼイドは終わりません。
 というか、最近の平成ライダーは映画やVシネやら外伝やらスペシャルが多過ぎと思います。
 後、クライマックス真っ只中に次回作ビルドのおもちゃのCMを流すのはいかがなものでしょうか。

サッカー以前にダメ

 2017年 J1リーグ 第24節 ジュビロ磐田ヴィッセル神戸(2-1)
 サッカー以前に審判のコントロールが無茶苦茶で酷い試合と言わざるを得ない試合でした。
 ジュビロ中村俊輔が居なくても全員の必死のプレー。特に前線で体を張る川又と中盤でボールをキープする川辺、右サイドで上下動を繰り返す櫻内、ミスの少ないムサエフは素晴らしい出来。
 ヴィッセルは元ドイツ代表のポドルスキを補強したのですが、そもそも彼にまでボールが通らない。動き出しは悪くないのですが、そこに出せる選手がヴィッセルには居ないのが痛い。
 ヴィッセルは周りの選手も潤沢な予算で買い集めた日本代表経験のある選手がずらりと揃っているはずなのに、まともにボール回しが出来ていない。少し守備は酷くてもパス能力の高いニウトンをボランチで起用した方が良いと思います。
 昨年からしっかりとチームの力を積み上げているジュビロと、選手の移籍や怪我人があったとはいえチーム力がむしろ去年より落ちているヴィッセル
 ですが、この試合とにかく問題だったのは審判。今日は本当に酷かった。ハンド見逃しや出さなくても良いレッド。見ていて苦しい試合になってしまいました。

これはかなり難しい

 2017年 J2リーグ 第29節 横浜FC水戸ホーリーホック(1-0)
 横浜FCのスタメンはおそらく今季のベストメンバーはこれだろうというメンバー。
 やっているサッカーも4-4-2のコンパクトな守備から2トップのポストプレーを挟んでサイドへ展開と極めてオーソドックスなサッカー。
 だけど崩し方が単純で変化が少ないため最後がなかなか上手くいきません。これはエース・イバが良くも悪くも頼りになり過ぎるからです。
 イバは190センチの長身ながら足元の技術も高く、J2の得点王街道まっしぐら。だけど、イバばかりでは相手も対応してきます。今夏の補強の目玉であるレアンドロドミンゲスは今日は不調。
 対する水戸は前田大然(将来的には代表入りも狙える選手)のスピードでラインを下げさせて、相方の林の高さを使うという、技巧はないからこそのシンプルなサッカー。
 シンプルな事をシンプルにやろうとするチームと複雑な事をしようとして結果シンプルな事ななるサッカーのどちらが良いでしょうか。
 今日はたまたまコーナーキックがゴールに吸い込まれたから横浜FCが勝っただけ。というか、勝った事にしか価値を見出せない試合と言わざるを得ません。
 今季、横浜FCが昇格失敗したら、外国人選手4人とダブルボランチの佐藤・中里のコンビは移籍待ったなしでしょう。だけど今年の昇格はかなり難しいです。

今日はアントラーズの日ではなかった

 2017年 J1リーグ 第22節 川崎フロンターレ鹿島アントラーズ(3-1)
 今日のアントラーズはいつものアントラーズではなかったです。
 フロンターレの素早いプレスとパス回しになかなかカウンターにも行けない中で前半の終わりと後半の始めに失点したのも痛かった。
 アントラーズは3バックに変更するなど変化を加えて対応するのですが、慣れないことはするものではありません。ますますチグハグなサッカーになってしまいました。
 フロンターレはようやく今年の補強の目玉である家長選手が躍動。怪我がちのエースの小林が不在でも勝ち点が取れると証明したのは大きい。
 大久保という大エースが抜けて、得点力に不安があり、実際リーグ序盤はかなり苦戦したフロンターレですが、前線の4人(トップの阿部、トップ下の中村、左サイドの登里、右サイドの小林、今日は家長)が自由にポジションチェンジしながら攻撃するスタイルが完成してからは大久保に頼らないからこそ誰が出てくるかわからないためマークに付きにくく、いつの間にかゴールという形になりました。
 今日、アントラーズが勝てば優勝争いは独走だったはずですが、負けたため見事に混戦に。こうなったらどうなるかわからない。実力差があまりないので団子状態が最後まで続くのがJリーグの魅力です。

どんどんおかしくなってない?

 コミックマーケット92に行って来ました。
 どんどん肥大化するコミケ。私はどんどん付いて行けなくなります。
 今では有力サークルは店舗や通販で手に入りますからわざわざコミケで買う必要はありません。今後はどんどん電子化に移行していくことでしょう。
 コミケがビジネス化する事で、企業ブースには過去には信じられないくらい日本を代表する会社が出店したりする時代。
 だけどコミケってもっと日陰者の集まりだった様な気がするのです。散々批判されながら、今の地位を気付いた先人は凄いと思います。
 だけど、今のコミケは本当に望んだ姿なのでしょうか。

大きな勝ち点1

 2017年 J1リーグ 第21節 サンフレッチェ広島ガンバ大阪(2-2)
 ご飯食べながらとかだったので雑感で。
 試合は暑さと雨と審判のジャッジで荒れ模様。
 サンフレッチェは4バックがどうこうの前にラインが下がり過ぎ。
 ガンバはポジションバランスが悪過ぎ。4-3-1-2があっていません。けどサイドハーフがいないのですよね。
 サンフレッチェは大きな勝ち点1。この勝ち点1が最後に効いてくる可能性が高い。ガンバは痛い勝ち点1。この引き分けで優勝は一気に遠のきました。

鈴玉レンリはティーンズラブか?

 持っているエロ漫画を電子書籍にして断捨離しています。
 私が愛読している作家、鈴玉レンリさんの作品も最新刊以外は全て電子化されているので再購入。代わりに紙の本は売りに出すのは心が痛みますが、断捨離だから仕方がない。
 しかし、鈴玉レンリさんの作品がティーンズラブとして全年齢対象として扱われているのはどうかと思います。
 鈴玉レンリさんは成年向け漫画雑誌「ばんがいち(現在はWebで発売)」の主力作家。2001年から連載が続けてコミックスも11冊、ホットミルクコミックスから発売されています。
 女性作家ならではの綺麗な線と15年以上徹底的に恋愛ものだけを描き続ける姿勢により、私にとって18禁漫画家No1であり続けています。
 しかし、エロ漫画はエロ漫画。ティーンズラブ版は局部のモザイクこそ修正されていますが、年齢確認とか(Webの年齢確認なんてあって無いようなものだけど)させずに買うことが出来るのはどうかと。
 もちろん、手に取る人が一人でも増える事は作家にとっては死活問題だから否定はしません。しませんけど・・・
 他にも私が好きな作家であるのぞみ侑海さんや森崎くるみさんもコミックス版とは別にティーンズラブ版が販売されています。
 女性が男性向けのエロ本を電子書籍で気軽に読む事が出来る時代。何というか、今までコソコソ楽しんでいた自分がバカらしくなってきました。

失点が・・・

 2017年 J1リーグ 第20節 浦和レッズ大宮アルディージャ(2-2)
 レッズは長年指揮をしていたペドロビッチ監督が解任されて、暫定監督の元でいきなりダービーマッチ
 好ゲームを期待したかったのですが、安い失点ばかりの残念マッチになってしまいました。
 アルディージャのGK加藤はPKで相手が蹴る前に飛んでしまい決められますし、レッズは自陣深い位置からの自分のFKを相手に渡してしまうミス。
 レッズは5年半もミシャ監督だった結果、新監督が抜擢する様な選手はほとんど居ない状態。更に怪我人だらけでまともにチームを組める状態ですらありません。
 アルディージャは新外人のトスカーノ(右サイドハーフ)とカウエ(ボランチ)が大当たり。だけど、エース江坂の負担がなかなか減りません。
 ミシャ戦術は完全に行き詰まりなのに、それに縋るしかないレッズと一番得点力のある江坂さえ潰したら大丈夫なアルディージャ
 お互いミス絡みでしか得点出来ない状態が続いたら流石に厳しい。勝てないのも当然です。 

夏アニメ2017

 2017年の7〜9月の視聴するアニメ・特撮・ラジオの陣営が決まりました。

 夏アニメ2017
 ・仮面ライダーエグゼイド(継続)
 //8月終了ですか?
 ・サクラダリセット(継続)
 //私は好きですよ。本当に。
 ・Re:CREATORS(継続)
 //面白い。最終決戦がどうなるのか、楽しみでしかない。
 ・天使の3P!(新規)
 //ロウきゅーぶの声優が多いのが気になります。
 ・戦姫絶唱シンフォギアAXZ(新規)
 //一期の頃にあったB級感が薄れてしまいました。
 ・ナイツ&マジック(新規)
 //OPで主人公機が宇宙で戦っている時に出てくるヒロインはいつ出るのですか?

 夏ラジオ2017
 ・堀江由衣の天使のたまご
 ・碧と彩奈のラ・プチミレディオ
 ・A&G TRIBAL RADIO エジソン
 ・コムチャットカウントダウン
 ・田村ゆかりの乙女心症候群
 //ゆかりんカムバック!

熱戦でした

 2017年 J1リーグ 第19節 ガンバ大阪セレッソ大阪(3-1)
 大阪ダービーJリーグ最高峰の試合になりました。見応えたっぷりの試合でしたが、この試合が最高峰ではなく基準にならないとJリーグのレベルアップにはなりません。
 お互いが4-4-2で目の前の相手を潰し合う展開。両チームとも起用する選手のタイプも質もやりたいサッカーもそれほど差がないまさにミラーゲームと言える試合でした。
 試合を途中まで有利に運んでいたのは実はセレッソ。素早い切り替えでガンバはむしろ不利な試合展開でした。
 しかし、ガンバの新FWのファンヴィジョのゴールで同点にした後はパス回しが一気に良くなりそのまま逆転。ガンバは何とか優勝争いに踏みとどまりました。
 ガンバのファンヴィジョは相当凄い。184センチの長身を活かしたポストプレイヤーかと思いきや、素早い動きで裏に抜けるプレーを得意とする選手でした。ですがポストプレーも的確にこなし、ちょっと下がった所からラストパスも出せますしサイドに開いた時のクロス精度も悪くない。しかも守備もそこまで酷くない。
 何でこれだけの選手がJリーグでプレーしているのか。ヨーロッパからオファーが無かったのか。不可解でなりません。

韓国サッカー?違うでしょ

 2017年 J1リーグ 第22節 セレッソ大阪浦和レッズ(4-2)
 首位のセレッソと、なかなか調子が上がらないレッズ。試合はセレッソ杉本の開始6分と8分の2ゴールで決まってしまいました。
 気温が30度、湿度が70パーセントという苦しいコンディションでしたが、レッズは守備が軽すぎました。
 4-2になった後半、試合が膠着して追加点が難しいと判断したらトップ下山村センターバック(元々山村はセンターバックボランチの選手)に配置して試合をクローズ。
 なかなか上手くいかないレッズ。先週のドルトムント戦と同じで失点がとにかく軽すぎる。またレッズは攻撃時には4-1-5(相手次第で3-2-5)、守備時には5-4-1にフォーメーションを変形させながら戦うスタイルが特徴ですが、選手が綺麗に並んでいないのです。
 選手間が近すぎたり、ジグザグに並んでいたり(まっすぐ並ぶのがセオリー)。セレッソの方が5-4-1の並び方が綺麗でした。
 セレッソのユン監督はサガン鳥栖を監督していた時に、運動量とエースフォワード豊田の高さを活かした韓国サッカーで降格必死のチームを残留どころか優勝争いさせるほどの成果を出したのですが、セレッソのサッカーはそこまで韓国サッカーというイメージはありません。
 確かに運動量は重視していますし、長身選手をセンターラインに揃えて高さを活かしたサッカーもします。ですが、やっているのは攻守に安定したダブルボランチに4-2-3-1の3の選手のテクニックを重視した、セレッソを長年指揮したクルピ監督時代に極めて近いサッカーです。
 また、期待されていながらなかなか結果を継続して出せなかった、山村・柿谷・杉本といった天才肌型の選手を働き者にしたのが何より凄い。
 私の中では密かに次の日本代表監督に最適だと思っているのですが、政治的な問題やらなんやらで無理でしょう。ただ、ユン監督が1クラブの監督で終わるのはちょっと勿体無い気がするのです。

2017年春アニメ感想

 アニメ 冴えない彼女の育てかた♭
 放送2017/04〜2017/06 全11話 評価5.5(10点満点6点が及第点)
 2015年に放送されたアニメの第2期です。
 1期はキャラクター紹介で終わってしまったのですが、今期はメインヒロインの加藤恵をフォーカスした内容に。
 題名通り、冴えないヒロインと称される加藤恵はかなりの美人なのだけど、感情表現がフラットで猛烈に影が薄い、他のアニメならばモブキャラになってしまう様なヒロインです。
 だけど、2期の後半には怒ったり、泣いたり、笑ったりと彼女の中の何かが確かに変化しているのが描かれています。
 ヒロインの加藤は可愛い。だけど2期はそれだけになってしまった印象を持ちます。せっかく掘り下げたサブヒロインが後半になるにつれ、加藤と反比例する様にどんどんモブ化していくのはどうなのでしょうか。
 原作は次の巻が最終巻。アニメも第3期の放送に期待したいのですが、ちょっと難しいかもしれません。

 アニメ エロマンガ先生
 放送2017/04〜2017/06 全12話 評価6.0(10点満点6点が及第点)
 妹系のラノベ・アニメの方向性を大きく変えた「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」、通称・俺妹の作者の新作です。
 俺妹の問題点を解消した今作。妹の沙霧は実妹ではなく父親の再婚相手の連れ子ですし、サブヒロインも尖った部分が少なく全体的にマイルドな作りに。
 ただ、気に入らない点が2点。主人公の父親のCVと俺妹の主人公のCVが両方共、中村悠一だという事。俺妹キャラがゲスト出演した回があったのですから、わざわざ前作と同じ声優を違う役で起用する事はなかったのではないでしょうか。
 また、サブヒロインは4人いるのですが、その内2名がほとんど出番がなかったのも問題です。何とか1話でも当番回があれば印象も違ったと思うのですが。
 アニメは原作の3巻まで。2期で終わらせるならば相当原作から削らないといけません。

 アニメ 月がきれい
 放送2017/04〜2017/06 全13話 評価9.0(10点満点6点が及第点)
 最高。この一言に尽きます。
 これ以上の説明なんていりません。
 こういった作品に巡り会えるからアニメオタクは辞められません。
 末長く爆発しろ!

レッズはこれでは優勝出来ない

 サッカー親善試合 浦和レッズドルトムント(2-3)
 フィジカルに劣る日本選手がサッカーで勝つには素早いパス回しで勝負する。世界トップクラスのチームであるドイツの名門ドルトムントにレッズのサッカーがどこまで通じるのかは今後の指標になるはずでした。
 試合の序盤はドルトムントの凄さをまざまざと見せつけられる展開に。素早いプレスと正確な攻撃でレッズは防戦一方。しかし、必死に耐えてCKからレッズが先制。
 後半からはドルトムントはフォーメーションを4-3-3から3-4-3に変更してより攻撃的になる・・・はずだったのですが、パスが回らなくなりレッズと互角の打ち合いの試合に。
 だけど勝っているのに打ち合うという馬鹿丸出しの試合運びをした結果、ドルトムントの快速FWモルにスペースを与えてしまいあっさり逆転。
 レッズは再びCKで同点に追いつくのですが、ここで遠藤のクリアミスから決勝点を奪われてしまいます。
 ドルトムントは本気ではなかったのかもしれません。暑さでコンディションも悪かったのかもしれません。だからこそレッズは勝利するビッグチャンスだったはずなのです。
 フィジカルに劣る日本選手がサッカーで勝つには素早いパス回しで勝負する。それはある程度ドルトムント(手抜き)にも通用したと思います。だけどくだらないミスであっさり失点するのでは勝てるものも勝てません。
 Jリーグで最も戦力が充実している浦和レッズが優勝出来ないのは当然です。だって大切な試合の大切な場面で毎回毎回くだらないミスをするのですから。

TrySailのライブ

 TrySail LAWSON presents TrySail Live 2017 Harbor×Arena in YOKOHAMA
 ソニー系のアイドル声優ユニット、TrySail(麻倉もも雨宮天夏川椎菜)の横浜アリーナのライブです。
 2000年代から始まった声優のアイドル化もここまで来たのかというくらい完成度が高い。今までのアイドル声優のノウハウを注ぎ込んで作り上げたのだから当然と言えば当然ですが。
 ライブ内容も3時間でアンコール含め24曲。ソロ曲もシングル表題曲も入ったバランスの良い曲構成としっかりとしたダンス。MCにはまだ改善の要素はありますが、許容範囲でしょう。
 ここまで完成度が高い声優ユニットをリアルタイムで見る事が出来る現在20歳くらいの年齢の人が羨ましい。
 だけど、彼女達の前途は明るいとは言えません。何故ならば、TrySailの直系の先輩ユニット・スフィアですら10年持ちませんでした。
 スフィアも始めて出た時には、当時におけるアイドル声優ユニットの完成形と見られていましたし、声優としての実力も私はそこまで酷いとは思っていません。
 スフィアが10年持たないならば、TrySailも10年持たないと考えるべきでしょう。
 今の声優は5年くらいで使い捨ての時代。TrySailは果たして何年持つのか。ファンはしっかりと見る必要があります。
 ただ、今日のライブは女性客がほとんどいませんでした。しっかりと女性客を掴んでおかないと、先細りはどんどん早くなると思います。