アントラーズが弱いとJリーグは面白くない

 2020年 J1リーグ 第12節 鹿島アントラーズガンバ大阪(1-1)
 内田篤人選手の引退試合で最後に同点に追いついてドラマを演出出来たのですが、とにかく試合内容としてはちょっと酷かった。
 中盤を繋いで大きなサイドチェンジで組み立てるというのは実は今までのアントラーズから大きく乖離している訳ではありません。だけど上手く行かないのは、パスが少しズレてしまうから。仕掛けのパスがこれだけズレると戦術うんぬんの前に上手く行かないですよね。
 パスサッカーをやりたいならば、ボランチにもう少しパスを出せる選手がいないと始まりません。アントラーズが強い時にはジョルジーニョや小笠原、柴崎といった強力な攻撃的ボランチがいました。少し守備強度が下がってもこういった選手を入れるべきでしょう。
 ガンバ大阪は宇佐美の攻撃力がチームの頼み。しかし、彼は2トップの後ろしか出来ないという問題があるため、4-4-2か3-5-2しかフォーメーションを取れないのが痛い。
 2014年の3冠は既に過去の話とはいえ、あのチームを上手く引き継ぎ出来なかったのは明らかに大問題。チームの連続性って大切な事は今のアントラーズを見れば明らかなのに。
 選手の名前だけならばガンバは相当強いのですが、名前だけではサッカーは出来ないですよね。