2016年 J1リーグ 第2ステージ 第1節 サンフレッチェ広島対ジュビロ磐田(3-0)
ジュビロがスコアほど悪かったとは思いません。ですが、結果的にはサンフレッチェの充実ばかりが目立つ試合になりました。
けが人だらけで、システムをいつもの3-4-2-1から3-5-2に変えたサンフレッチェ。攻撃の組み立て方も守備のブロックの形もいつもとは違います。だけどパスの回し方も、最後にフリックで相手をずらしてシュートを撃つ流れも、守備時にしっかりとブロックを作る動きも「サンフレッチェ」としか言いようがない出来だったのです。
選手が変わっても監督が変わってもフォーメーションが変わっても、やっているサッカーは変わらない。ここまで完成して始めて「自分たちのサッカー」と言えるのだとまざまざと感じるサンフレッチェのプレー。
2000年代初頭に黄金時代を迎えた後に選手の入れ替えが上手くいかず停滞を招いたジュビロは黄金時代と今とで明らかに違うサッカーをやっています。
15年前、ジュビロは没落しサンフレッチェが栄華を極めるなんて言われても誰も信じないでしょう。でもそれが現実になる。Jリーグって不思議なリーグです。
2016年春アニメ感想
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
放送2016/04〜2016/06 全12話 評価7.0(10店満点6点が及第点)
メインヒロインを演じる声優が日高里菜だけあって、彼女がパーソナリティを務める文化放送のラジオ・エジソンで相当プッシュされていたこの作品。
リスナーだった私は一度騙されてみてもいいか、つまらなかったら即一話切りと思い見始めたのですが、これが非常によく出来たアニメでした。
ネットゲームで「結婚」した嫁とオフ会で会ったら、同い年で同じ学校の女の子で、だけど彼女はリアルとネットの区別の付かない残念女子だった、とハーレムラブコメの体裁を装っていますが、実はこの作品の本質は人間関係の苦しみと癒しにあると思うのです。
ヒロインのアコは極端ですが、主要キャラ4人は多かれ少なかれ対人バリアを張っていて、会話の節々から彼らが今まで人間関係で受けてきた苦しみが垣間見れます。
主人公の西村/ルシアンは冴えないけれど本当に真面目で真摯で、仲間が辛い事を言ったら必死に理解しようとしてくれるし受け入れてくれる。
リアルでは自分を守りながら生きていて、自分の素を出せるのはネットゲームの仲間。一体どちらが現実なのか分かったものではありません。
彼らは「リア充は敵!」と叫びながら彼ら自身がリア充になっているのですが、それが不快に思わないのはきちんとしたバックボーンが見えるからです。
これだけ面白いならば、「乃木坂春香の秘密」シリーズや「ロウきゅーぶ」シリーズの様に息の長いシリーズに育って欲しいのですが、難しいでしょうね。
はいふり改めハイスクール・フリード
放送2016/04〜2016/06 全12話 評価5.0(10店満点6点が及第点)
近年人気のジャンルである美少女+ミリタリー系作品です。
キャラクターデザインは素晴らしい。抜群の完成度といってもよいでしょう。ですが、ストーリーが毎回首を傾げてしまうような出来でした。
ふっと見ながら感じたのは、「これはプロジェクトX」ということです。組織が危機に陥った時に現れた救世主はエリートではなく、その組織から半ば見放された者達だった。これはもうプロジェクトXの構図そのままです。
プロジェクトXとして見れば、各キャラクターの一見突飛な行動もほとんどが理解できるようになりました。
ですが、問題なのは10話。この話では今まで主人公とと反りが悪かったメンバーが和解する結構重要な回がびっくりするくらい稚拙な作りでした。
もう少しスマートに和解できればもっと高い評価を付けても良かったのですが、とにかく10話が酷い。それに尽きます。
石井監督って優しい人だけど
2016年 J1リーグ 第1ステージ 第17節 鹿島アントラーズ対アビスパ福岡(2-0)
中村憲剛が抜けたダメージでアビスパに勝てなかったフロンターレと、カイオ・昌子が抜けても問題なくアビスパに勝ったアントラーズ。これがシルバーコレクターと常勝軍団の差なのかな、と感じた試合になりました。
アントラーズはボールを散らしてサイドバックの裏を狙い、ちょっと詰まったらコーナーキックを奪うという意識がはっきり。守備でも前からタイミング良くプレスをかけて、アビスパのエース・ウェリントンを植田とブエノで上手く受け渡しほとんど仕事をさせませんでした。
決して安定感があったチームではないのですが、第1ステージ優勝してしまうのが、アントラーズがアントラーズたる所以。多分この優勝が次の黄金時代の始まりとなるのでしょう。
この試合の後にチームを離れる青木・ジネイを投入する石井監督は優しい人ですが、勝負師としてはちょっと疑問が付きました。もっと厳しい場面で優しさが出てしまったら・・・
若手が出てこない
2016年 J1リーグ 第1ステージ 第16節 アビスパ福岡対川崎フロンターレ(2-2)
フロンターレは中村憲剛一人欠場しただけでここまで変わるのかとショックを受けています。
アビスパが鋭い出足で2得点した後、フロンターレはいつもの様にパスを回して攻撃するのですが、ラストパスの精度が低くなかなか得点に結びつきません。中村憲剛に変わって出場した大塚がそこまで悪かった訳ではありません。ただ、彼を出して2トップにするならもう少しシンプルな攻撃で良かった様に感じます。
フロンターレが幸運だったのは前半中に一点取れたこと。前半無得点ならば逃げ切られた可能性が高かったのですが、一点取ったのは本当に大きかった。
アビスパはシステムを4-4-2に変えてエース・ウェリントンへのロングボールの後のこぼれ球に群がる選手が増えて攻守とも少し安定度がアップ。それでも残念ですが残留は難しいでしょう。
大黒柱を失った時に賭けたい若手が居ない。フロンターレはもう少し層が厚くならないと第1ステージは優勝出来ても、年間優勝はどうでしょうか。
だから、ちぐはぐ。
キリンカップ 日本代表対ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(1-2)
何度も書いていますが、日本サッカーには4-3-3は合いません。
中盤の3人でボールを回して、センターフォワードがポストプレーをして、スピードのある両ウイングが突破する。ヨーロッパではこれが流行りなのでしょうけど、今の日本代表には合わない。
今日の選手起用も相変わらずちぐはぐ。宇佐美とジャガー浅野はウイングとしては並の選手ですし、今日は改めてセンターフォワード不足を感じました。
岡崎は現在の日本で最高のフォワードである事に異論はありません。だけど、センターフォワードとして体を張ってポストプレーをするのを専門とする選手ではない。あくまでもセカンドストライカーとして前を向いてゴールに身体ごと突っ込んでこそ真価を発揮するのですから。
背が高くて、ポストプレーが上手くて、ヘディングで戦えて、足元とまずまずでパス回しで邪魔にならないプレイヤーなんて日本には居ないのですから、仕方がない。
それでも得意ポジションがトップ下、もしくはセカンドストライカー(4-2-3-1の3の中央)を得意とする選手ばかりという選手構成のバランスの悪さはどうなのでしょうか。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナは強かった。背が高いのに、旧ユーゴらしいパス回しとしっかりとした守備組織。強い相手とやらないと課題は明確には見えませんよね。
大勝?いや、ちぐはぐ。
キリンカップ 日本代表対ブルガリア代表(7-2)
7点取って見た目は大勝でした。ですが、私には極めてちぐはぐな選手起用の連続でした。
パスの名手清武は右足から繰り出すスルーパスやクロスが強力ですが、あまりドリブルは上手くないので左サイドハーフに入るとプレーの選択肢が大きく減ります。サイドに置くなら右でしょう。
怪我の香川に変わって入った宇佐美はドリブル・シュートのキレが素晴らしい選手。なるべくゴール前でプレーさせるため香川の位置、すなわちセカンドストライカーで起用するべきですが、清武を中央に移して左サイドハーフに配置。確かにガンバ大阪でプレーしているポジションですが・・・
スピードが魅力のジャガー浅野もサンフレッチェではシャドーのポジションでプレーする事もあるのですが、彼も4-2-3-1(4-4-2)ならばU23と同様にセカンドストライカーで起用すべき。
かと思えば左サイドハーフが本職で右サイドハーフもこなせる原口をセカンドストライカーで起用。確かにこのポジションも出来るプレイヤーですよ。だけど、いくらなんでもちぐはぐではないでしょうか。
守備もコンパクトに守る事が出来ている時と出来ていない時の差が激しすぎました。結局2失点してしまうのもちぐはぐなポジショニングが原因です。
選手は慣れないポジションで起用されても懸命に自分の持ち味を出そうと努力して、ある程度は出していました。私は単純にサイドにはサイトが得意な選手を、センターにはセンターが得意な選手を起用するべきだと思います。
2014年のワールドカップ、敗退した原因の一つは左サイドハーフの香川、右サイドハーフの岡崎の双方が中央でのプレーを得意とする選手のため、いつの間にか中央に寄り、サイトに人がいない、「ポジション放棄によるサイトかすかす病」にあったのですから。
フロンターレ対策
2016年 J1リーグ 第1ステージ 第14節 川崎フロンターレ対ジュビロ磐田(1-0)
初の優勝に向けて戦うフロンターレ。今日のジュビロも決死の守備で立ち向かいます。
フロンターレ対策は相当されていて、フロンターレがピッチ中央でのパス回しを奪われ、そのまま自陣ゴール付近まで運ばれるシーンがやたらと目立ちました。
必死にこじ開けるフロンターレと耐えながらカウンターを狙うジュビロの構図が続く中、後半40分にようやくフロンターレがゴール。
フロンターレは相手に引かれてスペースが無い中でどうやって崩すのかがまだまだ未成熟。狭い所で回すだけでなく、サイドチェンジを入れるべきですし、パスミスをもっと減らさないといけません。
ジュビロは結果論ですが、怪我明けエースのジェイをスタメンで出して後半早くに交代するのなら、スーパーサブとして相手が疲れたタイミングで投入するべきではなかったのでしょうか。
いずれにせよ、フロンターレは大きな勝利。まだ優勝争いはレッズが有利ですが、3連勝すればわかりません。
春アニメ2016
もう5月も終わりですが、2016年の4〜6月の視聴するアニメ・特撮・ラジオの陣営が決まりました。コメント付きで。
春アニメ2016
・仮面ライダーゴースト(継続)
//敵組織の内ゲバなんか見たくないよ。初期のテイストの方が好きだった。
・機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096(新規)
//何か、一話一話の切り方がおかしい。
・マクロスΔ(新規)
//私は前作フロンティアでマクロスの枠でやれることは無くなったと思っていたのですが、まだこんな切り口があったなんて。
・クロムクロ(新規)
//今回のP.Aには期待できそうです。
・ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?(新規)
//ラジオ・エジソンに騙されて見始めたのですが、面白い・・・
・はいふり改めハイスクール・フリード(新規)
//キャラクターデザインは秀逸。キャラクターの個性もまずまず。だけどなんで32人になるとこんなに薄くなるのか。
春ラジオ2016
・堀江由衣の天使のたまご
・碧と彩奈のラ・プチミレディオ
・A&G TRIBAL RADIO エジソン
・コムチャットカウントダウン
//田村ゆかりのいたずら黒うさぎが無いのがショック過ぎて困る。
世の中甘くない
今日はあるアニメのイベントの会場まで行きました。チケットは取れなかったので現地調達で何とかしたかったのですが、世の中そんなに甘くない。
近くの商業施設を回ったのですが、5月なのにこの暑さ。下流の私には身分不相応な店ばかり。せめてアイスクリーム(400円くらい)とか食べて帰ろうと思ったのですが、どこも混んで、結局コンビニのアイスに。
自分は何をしているのでしょうか。
フロンターレの限界?
2016年 J1リーグ 第1ステージ 第13節 アルビレックス新潟対川崎フロンターレ(0-0)
暫定ながら首位のフロンターレですが、主力の奈良が4ヶ月の怪我、大島がトゥーロン国際大会に参加で正念場。
そんな中、アルビレックスは必死の抵抗。4-4-2と4-1-4-1を使い分けながらカウンターに活路を見出します。
今年から柏レイソルで長くユース・トップの指導をしていた吉田監督が就任してショートパスを中心に攻めるアルビレックスですが、まだパスミスが多く、もう2、3年掛かりそうです。それでもこの粘り強い守備。
フロンターレは奈良と大島の離脱がそのまま結果に出てしまいました。主力が抜けた事によるダメージを補う事が出来ない以上、リーグ優勝は難しいと言わざるを得ません。
自分達の差
2016年 J1リーグ 第1ステージ 第12節 鹿島アントラーズ対横浜マリノス(1-0)
12節にもなると怪我人や出場停止でベストメンバーが組めなくなるもので、アントラーズは左サイドハーフに杉本、マリノスはボランチにキムと新しい選手を起用したこの試合。改めてアントラーズの普遍の強さを感じました。
アントラーズは選手が変わってもいつも通りの守備とパス回しを見せます。杉本も質・量に物足りなさはありますが、あまり違和感なくフィットし、前半にフリーキックから先制。そのまま逃げ切りました。
アントラーズがそこまで良かった訳ではなく、マリノスの同点チャンスは何度もありました。しかしその度にシュートは枠外に飛んでいきます。
結局のところ、この差は20年以上やりたいサッカーが変わらないアントラーズと監督が変わるたびにやりたいサッカーが変わるマリノスの差の様に思えるのです。特に攻撃の組み立てにその差がありました。
「いつも通り」があるからパス回しに迷いのないアントラーズとボールを持ったDFラインの選手がパスの受け手を探してワンテンポ遅くなるマリノスとの差が。
マリノスは新外国人選手のカイケとマルティノスのコンビが上手くフィットしません。ベンチにU23代表の富樫がいるのですから、親善試合で中2日とはいえ起用すれば良いのですが。
アントラーズには頑張って欲しいけど
2016年 J1リーグ 第1ステージ 第8節 鹿島アントラーズ対柏レイソル(0-2)
どちらが上位のチームかわからないくらい、柏レイソルの盤石の試合運びでした。
アントラーズがそこまで悪かった訳ではありません。確かにエース金崎の出場停止は痛かったですが、やっているサッカーはいつものアントラーズの範疇でした。
しかし、それ以上にレイソルが素晴らしいサッカーを展開しました。守備時は4-4-2、攻撃時には3-4-3に変形する特殊フォーメーションに対応するユース育ちの選手達も素晴らしいですが、何より凄かったのは右サイドハーフの伊藤純也。
スペースがあったら止まらないドリブルにアントラーズの左サイドはボロボロにされました。3節で解任されたメンデス監督の最大の功績は彼を右サイドバックとして起用した事だと思います。
2016年冬アニメ感想
アニメ 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
放送2015/10〜2016/03 全25話 評価7.5(10店満点6点が及第点)
長井龍雪監督・岡田麿里脚本の「とらドラ・あの花」コンビを起用して作る新しいガンダムは今までのガンダムが手がけていなかったテーマを上手く調理しました。
今回のテーマは少年兵と貧困、差別。今までのガンダムではあまり語られていなかったテーマです。
ガンダムの魅力の一つ、モビルスーツも良かった。各陣営ごとに、パワー・機動力・汎用性といった要素の中で何を優先するのかという思想に基いて、陣営内では基本的に同じモビルスーツを使用する。ガンプラの販売にはマイナスですが、マシンの運用という点では納得ですよね。
また、今までのシリーズのガンダムと他の機体との序盤における決定的な差としてのビーム兵器も今作はありません。装甲にラミネート加工されているという設定のモビルスーツはマシンガンではダメージが薄くバズーカもよほど上手く当たらないと決定打にはならない。よって、剣や斧やハンマーやペンチや素手での接近戦の連続になります。
残念だったのは、中盤に少し時間をかけ過ぎてしまい、ラストバトルにおいてイマイチ高揚感に欠けたこと。また、主役機ガンダムバルバトスは倒した敵からパーツを追い剝ぎしてパワーアップするというコンセプトが活かされなかった事です。
非常に良くできたガンダムでしたが、視聴率は振るわずに出演声優のオーディオコメンタリーを入れる始末。SEEDやダブルオーの様に女性客に人気が出る作品を作らないといけないのですよね。
アニメ 蒼の彼方のフォーリズム
放送2016/01〜2016/03 全12話 評価7.5(10店満点6点が及第点)
「恋と選挙とチョコレート」を製作したPC18禁ゲームメーカーブランド(18禁ではない姉妹ブランドもあり)、spriteの2014年の作品のアニメ版です。
空を飛ぶ靴を履いてレースする架空のスポーツ、フライングサーカスでの少女達の挫折と復活をテーマにしているのですが、これが素晴らしいマイルドスポ根物になっているのです。
スポ根ながら、全編を通して何度も強調しているのは、「練習を、試合を、何よりフライングサーカスを楽しむ事」。スポ根ならではの苦しみとは無縁です。
また、アニメ版は恋愛要素をばっさりカットして、全編を通してスポ根でした。ゲームでプレイヤーキャラとなる晶也との恋愛になるフラグはヒロインが自ら折るという、恋愛シーン見たいなら原作ゲームを買ってくれという徹底ぶり。
作画はしょっちゅう不安定になるのですが、少ないリソースは全てヒロインの横乳と脇の描写に集中。無茶苦茶潔い。
ゲームは続編製作を発表。アニメも続編を見たい所ですが、売上から見れば絶望的なのが悲しいです。
アニメ 赤髪の白雪姫 第2シーズン
放送2016/01〜2016/03 全12話 評価7.0(10店満点6点が及第点)
セパレート2クール作品の後半です。第1シーズンは最高の出来だったので、どうしても辛口になってしまいます。それを差し引いても良作である事には変わりませんが。
最たるのがOP・ED。悪くはありません。ですが、第1シーズンのOP・EDは曲もアニメーションも本当に良かった。だからこそ残念なのです。
特にOPは「その声が地図になる」よりも同じCDに収録している「Installation」の方がより作品にマッチしていたような気がします。
シナリオも第1シーズンの頃の一話完結の良さが無くなってしまったのは本当に残念。毎回が最終回というのがこの作品の良い部分だったのに。
ストーリー自体はひたすらに王道。白雪とゼンがラブラブで、暖かく(時には生暖かく)見守る周り。王子と平民、王子と家臣と本来ならば上下関係のはずですが、兄弟姉妹の関係の様で見ていて心地いい。
2クール24話ですが、連載中の原作の半分くらいしか終わってません。3クール、4クールと原作が終わるまでアニメ化し続けて欲しいのですが、売上から考えると無理でしょう。
白雪は薬剤師という設定を活かして、コーエーテクモさん、ぜひ白雪姫のアトリエを作ってもらえないでしょうか。もちろん、キャラクターデザインはあの剣士さんにお願いして。
アニメ おそ松さん
放送2015/10〜2016/03 全25話 評価6.5(10店満点6点が及第点)
一大ブームになったこの作品。もうあらゆる研究や考察がされているので私が殊更に書く必要はありませんよね。
何が売れて何が売れないかなんて、本当にわかりません。
アニメ ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜
放送2016/01〜2016/03 全12話 評価5.5(10店満点6点が及第点)
アニメ製作会社としては珍しく、富山県本拠を置き、聖地アニメを得意とするP.A.Works社の新作です。
前作Charlotteが迷作だっただけに期待は大きかったのですが、結果としてはとんでもない怪作になってしまいました。
吹奏楽部のハルタ(男)とチカ(女)は憧れの顧問の先生と大会に出るのを目標に、メンバーを集めるため彼らの問題を解決していき無事に大会に出場した後、何故かチカ(女)の両脇は2人のメガネ美少女にがっちりホールドされている。
いやあ、怪作ですね。いい意味で!
アニメ 無彩限のファントム・ワールド
放送2016/01〜2016/03 全13話 評価5.5(10店満点6点が及第点)
2000年代中盤、ハルヒやらき☆すた、AIRやKanonなどのヒット作品を連発した京都アニメーションの新作です。
第1話でヒロインの乳揺れを見せつけられた時には一体どうなる事やらと思っていたのですが、これがなかなか面白くなりません。
バトル物なのか日常物なのか、どちらにしたいのか中途半端な展開が続き、ようやく面白くなってきたのは10話辺りになってから。アニメ放送は1クールが当たり前のこの時代に10話まで待たせるのはどうでしょう。
2010年代に入ってから、京アニは迷走を続けています。その中でもFreeの様なヒット作、たまこラブストーリーの様な超傑作を産みだす力はあるのですから、企画力の問題なのかもしれません。
これで最下位争い?
2016年 J1リーグ 第1ステージ 第6節 柏レイソル対FC東京(1-0)
主力選手が次々と抜けた柏レイソルがどれほど酷いサッカーをしているのか楽しみにしていたのですが、何でこのサッカーで最下位争いしているのか理解に苦しむ好ゲームでした。
GKの中村はFC東京の決定的チャンスを3回止めていましたし(逆にこのチャンスを決めていればFC東京の勝利は間違いなかった)、アンカー大谷のインテリジェンス溢れるプレーは相変わらずですし、右サイドバックの伊藤は素晴らしいドリブル突破の連発でしたし、FWのディエゴ・オリベイラのポストプレーはなかなか奪えない見事なものでした。
フォーメーションも4-3-3が初期ポジションなのですが、攻撃時には3-4-3に、守備時には4-4-2に変形してそれなりに形になっています。
FC東京は相変わらず。代表クラスの選手を揃えていいサッカーをしても、決める時に決められない。あまりにもあっさり失点する。この二つの問題が解決されない以上、優勝は不可能でしょう。
しかし、今日のFC東京の左サイドバック小川、柏レイソルの右サイドバック伊藤の2人の争いは見応えがありました。けが人だらけのリオ五輪代表のサイドバックはこの2人で良いのではないでしょうか。
一つの終わり
ラジオ番組、田村ゆかりのいたずら黒うさぎが終了しました。
先週、最終回を聴いたはずなのに信じられなくて今日、新番組に変わっていてようやく本当の事だと感じたというか。
別に上坂すみれが嫌いな訳ではありません。だけど大学時代から聴き続けてきたずらうさが終わるのは本当にショックで、喪失感が桁外れです。
でも、ゆかりんは心身ともにボロボロなんだろうな、ともラジオを聴きながら感じたのも事実です。
15年くらい、ライブやらイベントやらで土日もない程忙しかったであろうゆかりん。少しくらい休んでも良いですよね。
もう一つ。ゆかりんがスターチャイルドから離れる事で伝説の声優ユニットやまとなでしこの復活は絶望的になった事は悲しくて仕方がありません。