2016年 J1リーグ 第1ステージ 第12節 鹿島アントラーズ対横浜マリノス(1-0)
12節にもなると怪我人や出場停止でベストメンバーが組めなくなるもので、アントラーズは左サイドハーフに杉本、マリノスはボランチにキムと新しい選手を起用したこの試合。改めてアントラーズの普遍の強さを感じました。
アントラーズは選手が変わってもいつも通りの守備とパス回しを見せます。杉本も質・量に物足りなさはありますが、あまり違和感なくフィットし、前半にフリーキックから先制。そのまま逃げ切りました。
アントラーズがそこまで良かった訳ではなく、マリノスの同点チャンスは何度もありました。しかしその度にシュートは枠外に飛んでいきます。
結局のところ、この差は20年以上やりたいサッカーが変わらないアントラーズと監督が変わるたびにやりたいサッカーが変わるマリノスの差の様に思えるのです。特に攻撃の組み立てにその差がありました。
「いつも通り」があるからパス回しに迷いのないアントラーズとボールを持ったDFラインの選手がパスの受け手を探してワンテンポ遅くなるマリノスとの差が。
マリノスは新外国人選手のカイケとマルティノスのコンビが上手くフィットしません。ベンチにU23代表の富樫がいるのですから、親善試合で中2日とはいえ起用すれば良いのですが。