カタールW杯の日本代表について

 カタールW杯での日本代表は頑張りました。ドイツ・スペインに勝って、クロアチア戦の最後のPK戦の時にはもはや完全に燃え尽きていました。
 とは言え、この4年間であと一勝すれば、という試合でことごとく負け・引き分けて来たのも事実。アジアカップ決勝のカタール戦、南米選手権第3戦のエクアドル戦、東京五輪準決勝のスペイン戦または3位決定戦のメキシコ戦、そしてW杯ベスト16のクロアチア戦。もしこの全てで勝てば稀代の名将として名を残したはずです。
 私自身は森保監督の戦術は普通だと思っています。ミドルゾーンにスリーラインを作ってタイミングが合えばハイプレス。攻撃は1トップにクサビを当てて2列目が飛び出す。W杯ではカウンター特化にならざるを得ないので、引いて守って1トップにスピードのある選手を裏に走らせる。
 この4年間でシステムも通常時の4-2-3-1、ボール保持時の4-3-3、サンフレッチェ式の3-4-2-1(最後はこれを選択)をかなりスムーズに選択出来るようになったのも大きい。
 けど、やはりもう少し攻撃パターンは単純なものをいくつか用意するべきでしょう。代表チームはとにかく時間がない。決め打ちパターンをある程度用意した方が新しい選手も入りやすくなると思います。
 残念ながら日本には世界の名監督を雇うお金もコネクションもありません。Jリーグで結果を残した監督は長谷川監督と鬼木監督がいますが、2人とも契約が続いている状態。消去法的に森保監督続投しかありません。
 森保監督は結果を残しましたが、マンネリを防ぐためにもやはり代表監督は4年で変えるべきでしょう。