ロシアW杯 マッチナンバー64 フランス対クロアチア(4-2)
最悪の決勝戦になる可能性あり、と言われていましたが、予想とは少し違う形の最悪になってしまいました。
出足が良くて試合を支配していたのは3試合連続延長で1日休みの少ないクロアチアだったのです。にも関わらず取らなくてもいいPKと観客乱入で試合を壊されたら話になりません。
後半は前がかりになるしかないクロアチアにフランスのカウンターが炸裂、と言ってもフランスも相当、体が重かった。準決勝まで獅子奮迅の活躍だったカンテが研究され尽くしていたのでエンゾンジに交代したところで勝負あり。
ユーロ2016で準優勝だったフランスはこの大会の早いタイミングで理想の布陣を見つけたのが大きかった。4-2-3-1ではグリーズマンが輝くけれどポグバがイマイチ、4-3-3ならばポグバが輝くけれどグリーズマンがイマイチという問題を左サイドハーフにボランチタイプを置いて可変式フォーメーションで見事に解決。
クロアチアはプレスを仕掛けてボールを奪い、モドリッチを中心にパスを回していたのですが、やはり迫力不足。もし追放されたカリニッチがいれば、と思うシーンもありました。
今回で21回目のサッカーW杯ですが、連覇は1958・1962のブラジルのみ。フランスもユーロ2020は期待でしますが、カタールW杯2022ではチームの旬は過ぎてあっさり負けるのでしょう。スペインやドイツの様に。