魔法少女リリカルなのはのライブ

 アニメ「魔法少女リリカルなのは」15周年記念イベント リリカル☆ライブ
 魔法少女リリカルなのはシリーズ15周年を記念したライブです。
 なのはシリーズは2020年の今では1990年代のラストを飾ったカードキャプターさくらと、2010年代のスタンダードになった魔法少女まどか☆マギカの間を繋ぐ作品と言え、「萌え絵なのに結構シリアスな内容」「一応それっぽい魔法理論」「魔法少女の兵器化とその拒否」と現在の魔法少女ものに対して多大な影響を与えました。
 また、主役を演じた田村ゆかりさんと水樹奈々さんはその頃には既に人気があったのですが、その人気を不動のものとした作品でもあります。
 実はPC18禁ゲーム、とらいあんぐるハートのスピンオフ作品として始まり、その後もスピンオフにスピンオフを重ねて現在は何が何やらなシリーズとなっています。
 ライブは現在ではなかなかイベントに出演しない植田佳奈さんや真田アサミさんを久しぶりに見る事が出来てオールドファンは感涙。シリーズもある程度全てを網羅する様なセットリストで完璧ではないにせよ、ある程度歴史を補完。特に田村ゆかりさんはキングレコードを辞めており、代表曲でもある多くの楽曲をソロライブでもほとんど歌えない状態のため、なかなかレアなライブになりました。
 最後の挨拶では、田村ゆかりさんが「私はユーノ君とクロノ君のどちらかとくっつくのかと思っていました。どちらかをいつかは選ばないといけないのか考えた事もありました」となかなかのぶっちゃけ。確かに初期はそんな感じはありましたが、いつの間にやら無かった事になっています。
 予想通り、新プロジェクトの発表も行いなのはシリーズはまだ続く様。個人的には原作者・都築真紀さんの全く新しい作品を見たい所なのですが・・・