昇格と決勝

 2019年 J2リーグ 第42節 横浜FC愛媛FC(2-0)
 私の愛する横浜FCの久しぶりの昇格です。前回の昇格はベタ引きによる堅固な守備がベースでしたが、今回はある程度攻撃的なサッカーで昇格出来たのだから素晴らしい。
 とは言えやっているサッカーは横浜FC創設から21年間、基本的には変わっていないのですよね。4-4-2のコンパクトな守備からシンプルなサイドアタック中心の攻撃。ただ今回は、センターバックに伊野波とヨンアピンサイドバックに攻撃力のある北爪、ボランチにパスを展開出来る中村俊輔、2列目に松尾・中山・斎藤と斉藤、1トップにポストプレーの上手い皆川と普通のサッカーをやるために必要な選手が揃ったから昇格出来たわけです。
 来季は普通にやればぶっちぎり降格はほぼ決定。その際にレジェンドの引退や外国人選手の退団も決まるのでしょう。この一瞬の喜びはほぼ確実に次の10年の苦しみになるのでしょう。

 2019年 ACL決勝 浦和レッズアルヒラル(0-2)
 レッズはここまで来れたのがわからないくらい実力差がありました。確かにアルヒラルサウジアラビア代表プラスみたいなチームだからだから強いことは間違いないのですが、ここまで手も足も出ないと諦めもつきますよね。
 ミシャ時代の貯金もそろそろ限界。来季は思いきってフルモデルチェンジを含めてチームを作り直す事になるでしょう。レッズは日本では上がりのチームですが、最近は有望な若手選手はすぐにヨーロッパに行くのでチーム作りは難しくなる一方です。