蘇るサガン鳥栖

 2019年 J1リーグ 第11節 サガン鳥栖ガンバ大阪(3-1)
 最下位、更に10試合で1得点しかしていないサガン鳥栖と中核選手の入れ替えが進まないガンバ大阪。試合は33.6度の高い気温の中で始まりました。
 サガンは去年に続いて2度目の就任になったキム・ミョンヒ監督がサガンらしいサッカーに舵を切って再生の目処を付けました。その手腕は見事としか言いようがありません。
 一発はあるけれど、守備に不安のある外国人選手を思い切って外し、日本人選手が運動量を活かしてハイプレスを仕掛けて、最後はFWの豊田と金崎のパワーで押し切るというスタイル。その中で、左サイドハーフのクエンカの奪われないドリブル突破が変化を与えます。
 今年18歳の松岡(2024年のパリ五輪世代)は右サイドで完全にポジションを確保。本来は中盤中央の選手の様ですが、サイズの問題があるため、将来ヨーロッパでプレーするならばサイドで育成した方が良いでしょう。
 ガンバは本当にいい所がありませんでした。サガンのハイプレスに全くレベルで何も出来ません。ベテラン選手も中堅選手も若手選手もみんなどうしたらいいかわからない状態でピッチを右往左往。これは一歩間違えると降格もあるかもしれません。
 今更ですが、アデミウソンは早くヨーロッパに移籍させてあげる方が良いと思います。彼がJリーグに染まってしまうのは見たくありません。