信じた私がバカだった

 私の家で取っている新聞で秋葉原で商売している経営者が「最近のオタクは薄い」と書いていました(オタクのキングと称される方も数年前に同じ様な事を書いていました)。私は悲しくて仕方がありません。
 まず、彼ら黎明期のオタクは自分たちが若いとき散々大人から「最近の若い人は…」と散々言われたはず。なのに自分が大人になったら同じ事を言って恥ずかしくないのかということ。
 二つ目はライト層に受ける商品を作って商売しているのに、「薄い」とはどういうことか。薄い人たちがいるからあなた達の会社経営は成り立っているのではないのでしょうか。ユーザーに対して一方で迎合して一方で批判するのはどう考えても矛盾していると思います(俺の商品を買え。だけど俺の商品を買う奴は大した奴では無い、と言っているようなもの)。
 これでは安い給料で若い労働力をこき使って、「彼らは何も出来ない」と既得権益を守る人達とあまり変わりません。私は彼ら「本当のオタク」はそういった人とは違うと信じていたのにどうやら買いかぶり過ぎていたみたいですね。