2018年夏アニメ感想

 アニメ ガンダムビルドダイバーズ
 放送2018/4〜2018/9 全25話 評価5.5(10点満点6点が及第点)
 ガンダムビルドシリーズの第3弾は良くも悪くも極めて無難な出来、悪く言えばマンネリになってしまいました。
 主人公達がガンプラを通して出会い、成長し、そして最後はお互いの全てをかけた戦い。とテンプレ過ぎる展開なのですよね。テンプレが一概に悪い訳ではありませんが、流石に食傷気味になってしまいました。
 またガンプラ宣伝アニメにも関わらず、主人公の盟友ゆっきーと主人公の憧れであるチャンピオンの新型機が第2クールのOPに出ていたにも関わらず、劇中登場が最終決戦だけというのはいかがなものでしょうか。

 アニメ シュタインズゲート0
 放送2018/4〜2018/9 全23話 評価8.0(10点満点6点が及第点)
 前作の再放送の23話で諦めてしまったルートの続編、となると大体において失敗してしまうものですが、最初から最後まで息もつかせぬ展開の連続。そして最終回は前作と見事に繋げて大円団。
 前作、再放送の23話を含めて視聴済みでなければさっぱり話がわからない事ため敷居は高いですが、それを乗り越える価値は充分あるアニメです。
 ピンチになったら橋田至のプログラム・ハッキング技術におんぶに抱っこなのが気になりますが、「いや、ダルだから許す」と妙に納得出来るのはご愛嬌。大満足の半年でした。

 アニメ はねバド!
 放送2018/7〜2018/10 全13話 評価6.5(10点満点6点が及第点)
 素晴らしいバドミントン描写で1話の段階では今季一の評価を受けていた作品ですが、行き過ぎた原作改変といつまで経っても終わりの見えないギスギス描写によって評価が落ちていったこの作品。
 しかし、私はそこまで酷いとは思いませんでした。確かに説明不足です。ですが構図はシンプルなのですよね。いろんな境遇の娘達がバドミントンを通して自分の道を探していくという成長モノ。
 成長モノとして見れば極めてオーソドックスなストーリー展開なのですよね。そこまで大批判される理由がわかりません。
 最後に。この作品は9月内に終わる予定だったのですが、製作の一部を移管されている北海道のスタジオが地震による停電により作業が出来ず、放送が10月にズレ込むという事がありました。
 改めてアニメ製作は相当ギリギリのスケジュールでアニメ製作をしている事が明るみになった訳で、やはり毎週放送しているアニメは多すぎのではないでしょうか。

 アニメ はるかなレシーブ
 放送2018/7〜2018/9 全12話 評価8.0(10点満点6点が及第点)
 バレーを題材にしたマンガ・アニメはいくつもありますが、ビーチバレーを題材にしたアニメはこれが初ではないでしょうか。
 原作がまんがタイムきらら系なだけあって、萌えの描写は文句なしですし、試合の燃えの描写も及第点と言えるでしょう。ビーチバレーなので水着のシーンがほとんどなのですが、あまりエロくないのも良かった。
 個人的に印象的だったのはメインヒロインかなたの目の描写。最初は自信を喪失して伏し目がちだったのですが、彼女に全幅の信頼を置く主人公はるかに触発されてどんどん自信を取り戻す姿がCVの宮下早紀さんの新人ならではの、たどたどしい演歌からの成長と相まって非常に印象的でした。
 原作のストックをほぼ使い切る形でのアニメ化ですので、2期は相当未来になるでしょう。ですがこれで終わるには正直惜しい。原作のクライマックスに合わせてアニメ2期をスタートさせて同時終了という形を希望します。

ゆかりん、どこに行きたいんだ!?

 ゆかりっく FES '18 in JAPAN 2日目
 人気声優田村ゆかりさんは一体何を考えたのか一人でフェス、トータル6時間半を行うという信じられない企画。
 田村ゆかり自身を始め、80年代風アイドル、デスメタル風ロックバンド、フォーク風デュオユニット、ダンスミュージック風ユニット、スリーピース風ユニット等を全て自分で演じるというごった煮の様なフェスになってしましました。
 何故か自分の曲ではなく、カバー曲が多く(スピッツのチェリーは凄かった)、それはそれで楽しかったのですがやっぱりゆかりんの曲を聴きたかった。キャラソンLOST SONGとか歌って欲しかった。
 しかし、田村ゆかりさんは長年の仕事による酷使によって、肉体的にも精神的にも限界になったため、長年所属していた事務所・レコード会社を辞めたはずなのですが、結果的には仕事量が増えた様な気すらします。
 ぼっち声優を自認するゆかりん。今回のフェスには他の声優がゲストに来るかもという噂がありましたが、来る訳ないだろ!と叫んでいました。

 後、今更ですがゆかりんはガサツな行動が目立ちます。ユーチューブの動画ではねるねるねるね、泥団子、スライムを作るのですが、説明書を読んでいるのに手順を抜かしたり、バーベキューでスイカを食べるのにカメラが回っているのに志村けんばりにスイカを食べたり。
 ゆかりんは一体どこに行きたいのか。それがわからないのはゆかりん自身なのかもしれません。と感じた一日でした。

駄目な方のバルセロナのコピー

 2018年 J1リーグ 第29節 ヴィッセル神戸V・ファーレン長崎(1-1)
 ヴィッセルがボールをキープして攻めてファーレンがカウンターで攻める予想通りの展開。
 ヴィッセルグアルディオラ時代のバルセロナを模倣しようとしているのはわかるのですが、これが駄目なコピーになっているのですよね。ボールをキープしても崩しきれないでカウンターを受ける事の繰り返し。
 せっかくネルシーニョ、吉田監督の元で守ってカウンターのサッカーが出来てきて、これから時間をかけてパスサッカーに移行する道筋が経ったのに、それを放り投げる様な監督人事は正直どうかと思います。現在のサッカーもはっきり言ってウェリントンのパワー頼みで、それならばシンプルなサッカーにするべきでしょう。
 ファーレンは降格はほぼ確定ですが、一年目でここまで戦えたのは大きかった、となるのかどうかはこれからどんな積み上げをして行くかにかかっています。

力の差があった

 2018年 J1リーグ 第28節 V・ファーレン長崎川崎フロンターレ(1-2)
 首位サンフレッチェが敗戦し、この試合に勝てば首位に浮上するフロンターレ。ですが、今日の試合は中2日で体力的に苦しいゲームになるのでファーレンにもチャンスがあると思っていたのですが、残念ながら力の差があったとしか言いようがありませんでした。
 おそらくファーレンは始め15分は前からどんどんプレスをかけて失点を回避してそれからは引いてブロックを作るというプランだったのだと思うのですが、フロンターレにブロックを良いように揺さぶられてファールで止めるシーンが多くなり最後はCKから失点。
 ファーレンとしては0-0の時間を長くして焦って前に出てきた所でカウンターというプランだったのだと思うのですが、0-1になった時点で打つ手なしに極めて等しい状況になってしまいした。
 前半中に加点して2-0になった後半はフロンターレが上手く時間を使ってロスタイムに1失点したものの試合終了。フロンターレはこれで首位浮上。まだ予断は許されませんが、フロンターレサポーターは枕を高くして眠れそうです。
 しかし、フロンターレを見ていると地道なチーム作りがどれだけ大切かがわかります。将来有望な若手選手と経験豊富なベテラン選手をきちんとミックスさせ、一貫した方針で作られたチームが自前選手の少ない寄せ集めチームを尻目に上位にいる事を考えるとビッグネームの補強はどれほど無駄なのか。

千変万化。万物流転。

 KING SUPER LIVE 2018
 キングレコードに所属しているアーティストが一堂に会したライブイベント。今回は3回目?(去年に若手のホープ小倉唯上坂すみれ(巷で噂のロシアのスパイ)・水瀬いのりでライブしているので)。正しいカウントがあるならば教えて欲しい所です。
 初回は選曲が納得いかなかったのですが、今回は極めて妥当な選曲。セットリストは専門サイトに既に書かれていますが5時間48曲の中で歌ってほしい曲はほぼ網羅したと言えるでしょう。Love Destinyまぼろし、からのPritsの流れには「お兄ちゃん」だった私には感無量。
 特に歌って欲しかった「Twinkling star」、星色ガールドロップのOPテーマですね。歌うと思っていましたが、やっとライブでこれでいいのか探り探りやっているドロップスターズを見れて大満足。ただ、どうやら専用の衣装を作っていた(3人ともラジオで封印の意向を話していた)ので、今回着ても良かった様に感じます。
 若干コラボやトークコーナーが物足りない部分がありましたが、それを差し引いても好ライブだったと思います。来年の冬ごろにダイジェスト版テレビ放送があると思いますが期待して良いでしょう。
 しかし、3年前の初回では考えられないくらい時代は移りました。水樹奈々さんや堀江由衣さんがシリーズものでないとCDを出せなくなり、田村ゆかりさんや喜多村英梨さん、小松未可子さんがキングレコードから離れ、スターチャイルドが無くなりキング・アミューズメント・クリエイティブ本部(なげーよ!)なる部署が出来る。
 千変万化。万物流転。次回のライブの時にも、様変わりしているのでしょうね。
 とりあえず蒼井翔太さんと堀江由衣さんはドロップスターズとコラボしたい気まんまんとの事なので次回に期待します。

歌を聴きたかった・・・

 アニメ はるかなレシーブ フィナーレイベント 昼の部
 科学技術館サイエンスホールで行われたイベント。私は前から五列目という相当いい席に座れました。
 メインキャストの優木かなさん、宮下早紀さん、種崎敦美さん、末柄里恵さんにスペシャルゲストとして木村千咲さんとメインキャスト5人が集合してベストシーンセレクトや対決コーナーなどアニメイベントらしいイベントでした。司会は儀武ゆう子さん。アニメには出演していないのですが(!?)沖縄出身という事で選ばれたのでしょう。
 宮下さんと木村さんがほぼ新人(宮下さんはこの作品が初の名前ありキャラ)で他のメンバーも決してキャリアに恵まれて来た訳ではないだけに、誰が音頭を取って回すのかが見えなかったのが残念。パッチワークの悪い部分が見えてしまいましたね。
 個人的にはこのイベントにはアニメのOP「FLY two BLUE」、ED「Wish me luck!!!!」を生で聴きたかっただけにそれがなかったのは本当に残念。この曲の完成度は非常に高いだけに期待していたのですが。
 アニメは原作のストックをほぼ使い切った事で2期はかなり遠いのは確実ですが、ここまで面白いアニメを第1部完で終わらせるのはもったいない。何とか細々とでもいいので繋いで欲しい所です。

あー面白い

 2018年 J1リーグ 第27節 サンフレッチェ広島FC東京(1-1)
 両チームが4-4-2のフォーメーションで同じタイプの選手が並び、同じ様なレシピ(森保ジャパンA代表とほぼ同じレシピ)でチームを作っているので各ポジションで激しい局地戦の連発。楽しくない訳がありませんよね。
 お互いが主導権を奪い合い、主導権を奪われたらカウンターの繰り返し。サンフレッチェとしては主導権を握った前半に2点目を取って試合を決めたかった。
 フロンターレに猛追されているサンフレッチェ、最近はなかなか勝ち点を稼げずに下位チームに追いつかれそうなF東。お互いにとって最悪に近い結果になってしまいました。
 しかし、日本代表監督が日本人になりやっとJリーグとリンクしたサッカーになったのが嬉しくて仕方がありません。3ラインのコンパクトなミドルゾーンの守備、サイドを大きく使った攻撃、最後の崩しはダイレクトプレー。原則はシンプルですが輪郭がくっきり見えるのです。
 もっとJリーグも日本代表も私を楽しませてほしいですね。

人生上手くいかない

 三連休は私にとって人生を変えるかもしれなかったのですが、何も上手くいきませんでした。
 それどころか、車をこすったり(こすった時用のクリームでほぼカバー出来ましたが)、自転車の鍵をべつのものをあ間違えて持って行ったりと両親に迷惑をかけまくり。
 更には結婚結婚とまた言われて相談所に登録する事になりそうで、もう心身ともにボロボロでノイローゼになりそうです。

一日イニエスタのはずだったのに・・・

 2018年 J1リーグ 第26節 ヴィッセル神戸ガンバ大阪(1-2)
 いろいろあって雑感で。
 瀬戸際のガンバは3バックで勝負をかけますが、4バックに戻してからの方が良かったです。今野はボランチ起用じゃないといけません。
 もう戦術変更とか出来ないのですからシンプルな4-4-2で渡辺とファン・ヴィジョにボールを集める方が良いでしょう。
 ヴィッセルはパスサッカーをしたいはずなのに、堅守速攻型の選手が多いのが気になります。イニエスタだけの問題ではありませんが、イニエスタも問題がないとは言えません。
 イニエスタに周りが合わせるのではなく、日本サッカーを突き詰めてそこへイニエスタポドルスキに合わせてもらった方が強くなるのでは。

普通だ!

 サッカー 国際親善試合 日本対コスタリカ(3-0)
 森保監督のA代表初采配の試合は物凄く普通の日本サッカーでした。
 代名詞の3-4-2-1ではなく4-4-2のフォーメーションを引いたのですが、やっている事はびっくりするほど普通。
 3ラインをコンパクトにして守り、奪ったら丁寧に繋ぎながらサイドに展開。Jリーグでよく見ているサッカーです。日本人にとってバランスの良い配置と選手間の距離にようやく「自分達のサッカー」とは何か、と答えられるフレームを見る事が出来たと思います。
 自分達のサッカーと言い続けた上の世代が抜けた結果、自分達のサッカーに限りなく近いものが見えるというのは皮肉以外の何でもありませんが・・・
 GKや大型FW、二列目のセンターやサイドでパスを捌ける選手が欲しかったり、サイドに振られた時のスライドの判断の遅さや中盤中央での変なボールロストが無くなればもっと期待が持てるはず。
 少しお行儀の良さが気になりますが、見たい日本代表が帰って来ました。

レッズの方がいいサッカーしているのに

 2018年 J1リーグ 第25節 浦和レッズセレッソ大阪(1-2)
 降格の心配は無いですが、なかなか調子が上がってこない両チーム。
 レッズは早い時間帯にファブリシオを怪我で交代になったのが結果的には痛かった。
 それでも試合を支配していたのはレッズ。セレッソはここ数試合3バックにして守備を固めていたのですが、DFラインの裏にパスを通されるシーンが連発。
 しかし、セレッソが1失点で耐えるとセットプレーとソウザのスーパーゴールで逆転。レッズはセレッソに中央を閉められてパスコースがサイドしか無くなりました。
 トータルではレッズの方がいいサッカーをしているはずなのですが、勝ったのはセレッソ。レッズは8本あったコーナーキックをもう少し活かしたかった所です。

初代リファイン?

 特撮 仮面ライダービルド
 放送2017/9〜2018/8 全49話 評価6.0(10点満点6点が及第点)
 19作目を迎えた平成仮面ライダーシリーズ。今回のテーマは科学、という訳で20作目を迎える前に初代仮面ライダー(本郷猛は科学者という設定がある)の2017年版リファイン作品(初代リファインはスカイライダーを始め、クウガ、The First、Wと幾度となくやっています)にするのかな、と思いきや全くの別物になってしまいました。
 秘密結社ファウストと人体実験により生まれる怪人スラッシュは平成シリーズらしからぬ設定でしたが、結局中盤からはいつも通りライダー対ライダーの構図が続いて、後半には全ての黒幕である地球外生命体エボルト(彼もライダー)との最終決戦の連発。ショッカー大首領は地球外生命体という設定が確かあったので、これも初代リファインなのかもしれませんが、流石にエボルト戦ばかりでは飽きてしまいます。
 何より問題なのが、インターネット時代のこのご時世に敵側が日本を支配する、日本を支配すると連呼する事です。2000年1月30日から始まった平成仮面ライダーシリーズが18年7ヶ月間言い続けてきたテーマの一つが、この世界はもはや征服する価値すら無い、だっただけにちょっと小物な印象を受けました。
 案の定Vシネマで続編の仮面ライダークローズ制作を発表。年末には劇場版もありますし、最終回が終わっても終わった感じが全くしません。確かに東映バンダイからすれば仮面ライダーというコンテンツは稼ぎ頭なのかもしれませんが、幾ら何でもやり過ぎです。

好ゲーム

 2018年 J1リーグ 第24節 清水エスパルスコンサドーレ札幌(1-2)
 何でBS1はこのゲームを放送するのか、と思っていたのですが、これが好ゲームでした。
 20年前や10年前に優勝争いをしていた姿は過去のモノとなり、ヨンソン監督の元でチームを作り直しているエスパルスとペドロビッチ監督の元で急激にチーム力を上げているコンサドーレ
 試合はコンサドーレがポゼッションして攻めてエスパルスがカウンターで返す展開で前半にセットプレーから1点ずつを取り合う展開。しかし、まさかのコンサドーレ小野伸二のラストパスからの都倉のゴールでコンサドーレの勝利。暫定とはいえコンサドーレは4位です。
 ペドロビッチ監督が就任して一年経たずにこれだけチームを変えるのですが、攻守の約束事の作り方が抜群に上手い。まるでプログラミングされた様な人とボールの動きで次の動きがはっきりしているから選手に迷いが無い。だからこそ一定を超えるとチームに変化がなくなってしまい少しずつおかしくなってしまうのですが。
 エスパルスも若手を起用しながら今の順位なら実はそこまで悪くありません。若手育成型のチームとして生まれ変わるべきでしょう。 

メンタルコンディションが悪いので雑感で

 2018年 J1リーグ 第23節 柏レイソルジュビロ磐田(0-2)
 怪我人まみれの両チームですが、今日はレイソルが悪すぎでした。
 ジュビロのパス回しがレイソルの守備の網の間を綺麗に通り常にレイソルは後手後手の展開に。前半の早い時間帯に2点リードされた後はほとんど抵抗出来ず。
 レイソルACLプレーオフでオフが少ないという問題はありましたが、このままでは降格も充分ありえます。