新春早々言葉が出ない

 仕事用のベストが無いので、母に「ベストが無いのだけど…」と聞いたら突然わめかれました。いや、予兆はあったのです。きっかけなんかなんでもよくて。
 母曰く、父が週末に出張に出るのが不安らしく泣きながら「あんたの部屋には何年も入ってない!ベストを移動させるようなことはしない!許して頂戴よ」と。
 たかが古びたガビガビのベストで小一時間も不安の腹いせに潰されて、「あんたが悪い」。私は途方に暮れます。