今日の午後

 今日は休日出勤の振替日でした。
 ぼんやりと昼前に起きて駅前に出て、本屋とかユニクロとかTSUTAYAとか回って、食事して、家に帰る途中にある女性の姿に目が離せなくなりました。
 彼女は学校帰りなのか制服で長めの髪をしばって、眼鏡で、読書が好きそうで。まるでアニメに出てくる地味なセカンドヒロインそのものだったのです。
 声をかけるつもりは全く無かったし、実際かけませんでしたが、ふっと思いました。私はおそらく彼女とは10歳以上離れています。私からしてみれば「超好み」ですが、向こうからしてみれば私はよくて「ただの平日に仕事の無いおじさん」ではないのか。
 私と通りすがりのあの娘が一緒に歩く姿を想像出来なくなってしまったことに自分の過ぎた時間に改めて気づいてしまいました。
 いろんな意味で「もったいなかった」。