惜しい・・・

 マンガ・政宗くんのリベンジを読み終えました。
 2017年の1月から3月にはアニメにもなって、私はアニメから入った組です。と言っても私はリアルタイムで見たのではなく、今年になってから携帯キャリア系有料アニメ配信アプリ見たのですが。
 原作が終わったので、コミックスを購入し読み終えた感想としては、「なんてもったいない・・・」としか言えませんでした。
 おそらく作者が意図的に描いているのだと思うのですが、この作品ではサブヒロインがメインヒロインの愛姫よりも魅力的に描かれています。そのためサブヒロインから次々と告白されてそれを拒否する主人公の政宗くんが作品のポイントの一つになっているのですが、フった後のサブヒロインのフォローが不十分なのです。
 サブヒロインで最ももったいないのが、男の娘(つまり男)・小十郎きゅん。男性キャラにも関わらず、キャラクターデザインはヒロイン勢よりも凝っていて、アニメ版の声優は名優早見沙織さん。こんなの何をやらせても面白くなるのは間違いないのにどうも上手く動いてくれません。
 また5巻から8巻まで、中ボスとして出てきた兼次の撃破(伏線はキチンと張られていますが・・・)からのフェードアウトも不自然過ぎる。一応中ボス扱いなのですからもう少しフォローがあって然るべき。10巻付属のDVD(原作終了後エピソードをアニメ化)にも全く出てきません。
 主人公がヒロインにリベンジする話がメインとはいえ、あれだけ魅力のあるサブキャラクター陣をうまく活かせなかったのがもったいなくて仕方がないのです。
 アニメ2期を期待していたのですが、ちょっと望み薄でした。