春アニメ2021感想

 アニメ SSSS.DYNAZENON
 放送2021/4〜2021/6 全12話 評価7.0(10点満点6点が及第点)
 SSSS.GRIDMANが予想以上に売れたので作られた続編ですが、極めて無難な作りで一安心。今回のテーマは「怪獣使いと少年」でしょうか。
 ですが、一作目の目新しさからすると続編である今作はやはり同じように見えてしまうのが残念でした。中盤からは主役機のダイナゼノンが単なるパワーアップユニットになってしまうのもマイナス点。
 案の定、次作ではグリッドマンとダイナゼノンで行くみたいでこのシリーズは長くなりそうです。

 アニメ 聖女の魔力は万能です
 放送2021/4〜2021/6 全12話 評価6.0(10点満点6点が及第点)
 コミックス版を愛読していて、かなり期待していたのですが、期待に違わぬ出来で一安心です。
 しかし、この作品はスローライフを売りにしていますがそれはどうでしょう。主人公のセイが自分のペースで仕事をしていたのは始めのほんの数話。中盤からは多くの仕事を任されて、正直働き過ぎの様な気がします。

 アニメ フルーツバスケット The Final
 放送2021/4〜2021/6 全12話 評価5.0(10点満点6点が及第点)
 1st、2ndと良かっただけに、今回のファイナルは元々2クールだったものを1クールに短縮されたことが明らかにわかるシリーズ構成でした。
 イエ社会の終わりと、それでも家族は作っていけるというテーマは素晴らしかったのですが、いかんせん最後が駆け足過ぎて残念です。

 アニメ Vivy -Fluorite Eye's Song-
 放送2021/4〜2021/6 全14話 評価7.0(10点満点6点が及第点)
 2021年春季を代表するアニメです。
 確かに面白い。素晴らしい映像美。だけど、良くも悪くもどこかで見た作品の繋ぎ合わせという印象を受けてしまいました。
 歌姫AIのVivyが「心を込めて歌う」とは何か、というのを見つける話ですが最終話で提示された答えが少し安直で、見たことのある答えだったのですね。
 何でアニプレックス(ソニーグループ)が海外向けのアニメを作ると面白いけど一味足りない出来になってしまうのでしょうか。