天皇杯決勝2020

 第99回天皇杯決勝 ヴィッセル神戸鹿島アントラーズ(2-0)
 流石にアントラーズは決勝ではアントラーズらしさを戻して勝つだろうと思っていましたが、想像以上にぼろぼろでした。
 アントラーズと言えば両サイドバックを活かしたサイド攻撃が醍醐味ですが、今日のアントラーズは右サイドは本来ボランチの永木、左サイドは本来センターバックの町田と本職ではない選手がプレーしていました。これでは難しい。
 とにかく今年のアントラーズは連戦に次ぐ連戦でぼろぼろ。選手をまともに編成する事も出来ませんでした。2ゴールともオウンゴールといえる失点だったのはもうパッチワークの限界だったのでしょう。
 ヴィッセルイニエスタがとにかく凄かった。ほとんど走らないのに全くレベルでボールを奪われない。彼にボールを入れて少しタメて相手のDFラインの裏やサイドにスルーパスアントラーズは全く付いていけませんでした。
 ヴィッセルは初のタイトル。桁外れの投資もようやく少し報われました。今年は外国人選手をスペシャルな5人にして(ダンクレー・フェルマーレン・サンペール・イニエスタにもう一人スーパーなセンターフォワードで行きたい)、ベンチの選手は若手・中堅をしっかり育てて欲しいところです。特に右サイドバックの藤谷とトップ下の郷家はしっかり育てて海外に行って欲しい所です。