悠木碧さんのオーケストラコンサート

 悠木碧 1st Orchestra Concert 「レナトス」 夜の部
 悠木碧さんの久しぶりのソロライブは東京ニューシティ管弦楽団とのコンサートライブ。去年行ったプチミレディでのコンサートライブがきっかけで今回のコンサートの企画をスタートさせたとの事ですから、去年のコンサート(私の感想は2018/10/27のエントリを参照)と地続きなのですよね。
 曲は全て「再デビュー」以降の曲のみ。コンサートスタート時に14曲と言ってしまいます。MCも流石に管弦楽団がバックにあるため、いつもラジオで話している様な下ネタは封印して曲の感想についてのみ話します。
 けど、無難に終わらないのが悠木碧。最後の曲、『バナナチョモランマの乱(無修正)』の前には、
 -昼の部が終わった後に関係者の方が挨拶に来て、全員が全員バナナチョモランマについて話すからちょっとね。更には会場の東京芸術劇場のパイプオルガンがバナナチョモランマに見えるとか言いだして、ここまで行くと冒涜だよねぇ・・・
 曲中にも、
 -お父さん、お母さん、見てますか?でも『ハツジョウジカケラブゲーム』を歌っている時の方が気まずかった・・・
 と結局いつも通り。下ネタや笑いを入れてしまいます。
 2010年代を代表する、どころか最も活躍した女性声優である悠木碧さんがあまり音楽のソロ活動を行わない(ユニット活動はある)のは、悠木さんは自分名義の曲ですら自分が演じるアニメキャラクター(実在・架空含め)の歌うキャラソンとして歌ってしまうからではないでしょうか。
 前回のライブ・プルミエでもそうだったと思い出したのですが、悠木碧さんの曲には悠木碧らしい曲が無いのです。何を歌っていてもキャラクターというフィルターを通している印象を受けます。
 もしかしたら、悠木碧自身も◯◯◯碧さん(悠木碧は芸名)の演じるキャラではないのか。見ていてそう感じたオーケストラコンサートでした。
 
 追記。来年発売の『Unbreakable』を初披露でしたが、せっかくオーケストラバージョンを作ったのですから、CDには今回のコンサートをそのままボーナストラックとして入れるべきだと思います。
 追記2。会場では10/26(土)に豊洲ピットで開催される、「IDOL舞SHOW」のライブ。悠木碧さんは竹達彩奈さんとゲスト出演の予定の広告を配っていたのですが、4日後のライブがまだ売り切れていないって大丈夫ですか。