大阪ダービーなのですが

 2018年 J1リーグ 第9節 ガンバ大阪セレッソ大阪(1-0)
 最下位のガンバとACLを捨ててでも(水曜日の試合ではBチームで挑み決勝トーナメント進出ならず)のJ1の成績を高くしたいセレッソ大阪ダービー
 ガンバもセレッソも同じレシピの元でチームを作っているのか同じ様なサッカーをします。それも当然で2007年から2013年までセレッソを指導したクルピ監督が今のガンバで指導しているのですから。
 両チーム共、4-4-2でコンパクトにした守備とサイドをシンプルに使った攻撃、2トップの一角に攻撃のフリーマンを置いて(ガンバは遠藤、セレッソは柿谷)、その選手は攻撃時には自由に動いていいというサッカー。まあ、アントラーズフロンターレサンフレッチェ辺りも同じ様なレシピなのですが。
 ガンバは最下位なのが納得の出来。守備のスペシャリスト今野のいない中盤はボールをなかなか奪えない。新外人のマテウスは守備の上手い選手ではありません。ただ、パスを散らせて長い距離を走ってシュートして長身を活かしてセカンドボールを回収出来るのですからこれ以上を求めるのは難しい。
 さらに前半からガンバはかなりおかしかった。キーパーの東口とセンターバックの三浦が激突して東口が負傷交代。2人とも日本代表に選ばれるほどの選手なのに。
 しかし勝ったのはガンバ。はっきり言って微妙なPKをセレッソは取られ、それを決められて、後半に時間が経つにつれどんどん焦ってパスがずれていきます。
 ガンバは中盤でボールは奪えなくてもDFラインは硬い。引いて守りさえすれば最後の局面ではなかなか抜かれません。
 ガンバもセレッソも流れを大きく変える可能性のある試合になりました。特にセレッソはここで耐えないと2014年の降格の二の舞になりかねません。