ドラマティック病の川崎フロンターレ

 2017年 ルヴァン杯 決勝 セレッソ大阪川崎フロンターレ(2-0)
 フロンターレらしい散り方でしたね。結果的にファーストプレーで失点したのが全てになってしまいました。
 ボールを繋いで崩すフロンターレにしっかりブロックを作って守るセレッソという構図がロスタイム含めて90分以上続くのですが、フロンターレは得点を取れそうなチャンスをほとんど作る事は出来ませんでした。時間が経つにつれてどんどんパスが乱れていくのが妙に印象的。
 最後まで集中を切らさずに守りきったセレッソは素晴らしい。サイドはある程度捨てて中央はしっかりと締める守備は見事。典型的な守備しない選手だった杉本・柿谷・清武といった天才肌組が必死こいて守備をするのを見ると、ユンジョンファン監督は一体どんな魔法を使ったのか。
 フロンターレシルバーコレクターなのは、「ドラマティック病」だからだと思います。勝つ時には思いっきりドラマティックな展開で勝つのですが、負ける時には極端にあっさり負ける。今日も追いつきさえすれば勝っていたでしょう。ドラマティックに。
 ドラマティックな勝ち方ばかりしているからドラマを起こさない堅実な勝ち方があまり上手くない。今年は堅実な勝ち方も出来るようになっていたのですが、ここ最近はまたドラマティック病が再発していたので案の定としか言えません。
 セレッソはメンツからすればドラマティック病にかかっているはずなのですが、何故か堅実な勝ち。ユンジョンファン監督は一体どんな魔法を使ったのか。
 追記ですがフジテレビの実況は妙にうるさく、ただ叫んでいる様にしか聞こえません。もう少しちゃんと実況・解説をしてほしい所です。