Re:CREATORSまみれの一日

 今日はアニメRe:CREATORSまみれの一日でした。
 まずは秋葉原で煌樹まみかお別れ会に。流石に公式の悪ふざけが過ぎたのか、客はまばら。
 普通に献花して、グッズ販売を見て帰りました。まみか、結構好きなキャラだっただけにこのタイミングでの離脱は私はショックだったのですが。
 そのまま新宿バルド9に移動。Re:CREATORSの第11話・12話の先行上映会に。昨日の23時半放送の10話の続きで予想通り作品の主人公?颯太君の過去話。おそらく来週と再来週の本放送を見た人達は彼を人でなし扱いするのでしょう。
 だけど私は彼を責める事は出来ないと強く感じました。彼を責められる人間はどれだけ強い人間なのだか。
 彼の失敗は「あの時」上手く立ち回る事が出来たら、可愛いメガネっ娘で人付き合いは苦手だけど性格は優しく温厚で何より趣味が合う最高の彼女を無条件に手に入れる事が出来たのにそれをしなかった事です。
 12話の最後ではまさかの・・・・・もあり、今後が楽しみで仕方がありません。
 アニメ先行上映の後は、監督のあおきえいさん、声優の山下大輝さん(未だにまみかショックから抜けられない)、豊崎愛生さんのトークショー
 幾つかのテーマを箇条書きで。
 ・この作品は12話で第一部完。マガネというキャラが10話で「第一部完!」とセリフで言っていたけれど、違います。(あおきえい)
 ・まみかの中の人(村川梨衣さん)と、アリステリアの中の人(日笠陽子さん)はアフレコ終わった後でもいろんな意味で仲が良く、そのハイテンションな友情に付いて行けない事が多々ある。(山下大輝)
 ・アルタイルは桁外れのチートキャラ。(豊崎愛生)
 ・この作品はオリジナルアニメと見られていますが、広江礼威さんの書いた原作テキストが企画スタート時点で全てあった。だから、広江礼威原作作品を「アニメ化」したイメージに近い。本当は11話・12話は原作ではもっと後の話だったのだけど、アニメ化の中で変更した方が良いと判断した。10話のセレジアパワーアップイベントも本来は無かった、そもそもセレジアがピンチになるシーンが無かったのですが、後々の展開を考えて追加したもの。Web公開している、ネイキッドがほぼ原作テキスト。(あおきえい)
 ・アルタイルは仲間と仲良くというキャラではないので、後ろに斧アツシさんが演じるブリッツがいるのは心強い。(豊崎愛生)
 ・13話はインターミッション回。(あおきえい)
 トークショー後半、あおきえいさんはこの作品に対する、非常に重要なテーマを話しました。実際にはトークの中で細切れだったのですが、まとめてみます。
 【創り手と呼ばれる人間は、基本的には自分が創りたいものが大好きだから創り手になるのです。自分(あおきえい)がアニメ監督になったのも、やっぱりアニメが好きだからでした。だけど、好きなだけでは何処かで行き詰まる。行き詰まった果てに好きだったものを嫌いになったり、それを「仕事」にして折り合いを付けたりします。アニメを創っている人達の中にはアニメが嫌いな人もいて、もちろんそれが悪い事だとは言えないし、面白いアニメを創ることは出来ます。だけど、何処かで自分はアニメが好きだ、という感性は持ち続けて行きたい。
 モノづくりの現実として、自分達は最高と思っていても、受け取る側(ユーザー側)はそうじゃないと思っている事は凄く多い。その時にどうやって自分に折り合いを付けていくのか。Re:CREATORSは「どんなにベストを尽くしてもベストの結果が出るわけではない」という現実をストーリーの中に上手く落とし込んでいる。だから広江礼威さんの原作テキストを最初に読んだ時に唸りました。】
 上映された11話・12話とあおきえいさんの話を聴いて、なるほどこのアニメのタイトルは「Re:」CREATORSである事が納得出来たというか、腑に落ちるというか。
 ネットでは酷評気味のRe:CREATORSでしたが、私は面白いと思っています。今日の話を聴いてますます楽しくなりそうです。