ベガルタ大ピンチ

 2017年 J1リーグ 第7節 ベガルタ仙台鹿島アントラーズ(1-4)
 前節、浦和レッズに7-0で敗れたベガルタ。今節はJ1リーグ初出場になる日本代表候補ダニエル・シュミットや新外人クリスランを起用して打開を図ります。アントラーズは連戦で疲労困ぱいの中、今期補強した選手をベンチに置いて去年のメンバーでスタメンを構成。
 結論から言えばアントラーズが前半に3得点して勝負あり。ベガルタは今期システムを3-4-2-1に変更して、守備時には5バックになって人数をかけて守るのですが、守れていません。人は確かにいるのです。いるのですが、寄せが甘いのでシュートやスルーパスを簡単に入れられる状態。
 ベガルタは後半、ボランチに富田を投入。すると別チームに変わりました。コーナーキックからクリスランがゴール。その後もパスがある程度通る様になり、チャンスを作ります。ですが、ここで攻めきれないのが今のベガルタ。点を取れないまま時間は過ぎて、ロスタイムにアントラーズが追加点。
 アントラーズは良くも悪くも何時ものアントラーズ。怪我人まみれの中で懸命にターンオーバーしながら選手をやり繰りして懸命に首位に近い順位にいますが、センターバックコンビの昌子と植田が出ずっぱりなのが気になります。どこかで無理にでも休ませないとシーズン終盤まで持ちません。
 ベガルタは前節7-0で今節も4-1。順位がまだ12位なのが救いですが、得失点差のダメージはかなり大きい。期待のダニエル・シュミットも仕方がない部分はあるとは言え、流石日本代表と言うプレーは見せられませんでした。ただ、センターフォワードのクリスランはかなり凄いプレーヤー。ボールが収まり空中戦にも強い。来期は上位クラブに引き抜きも十分ありえます。