FC東京ばかり見ているBSサッカーファン

 2017年 J1リーグ 第4節 FC東京川崎フロンターレ(3-0)
 前節手痛い敗戦をしたFC東京は水曜日のルヴァンカップで結果を出した阿部拓馬をトップ下に、中島を左サイドハーフに置いて立て直しを図ります。川崎フロンターレはエース大久保が移籍した穴をガンバから獲得した本来サイドハーフ阿部浩之を1トップに配置してより前線からプレスを掛けるスタイルに。
 試合はいつもの様にフロンターレがパスを回して攻撃しF東がパスカットしてカウンターを仕掛けるという展開に。しかし今日のフロンターレはパスが回るのですが、何故か中央攻撃ばかりでF東の守備ブロックに引っかかるシーンが目立ちました。
 少々引っかかってもチャンスは十分作れるフロンターレ。ですが、改めて大久保の移籍のダメージが最後のシーンでまざまざと出ました。誰が最後にシュートを打つのかが全く見えないのです。本来ならば小林なのですが、小林はどちらかと言えばこぼれ球やワンタッチが得意な選手なので、1番にゴールに向かって突っ込む選手がいないのです。
 チャンスを逃していたらF東に流れが巡ってくるのは当然で、カウンターからゴール。その後は前がかりになったフロンターレから追加点で結果的には3-0です。
 3-0とはいえ、実力的な差はそこまでではありませんでした。F東は去年の得点王ピーター・ウタカと大久保の共存も十分出来る事がわかり、いかにして選手を起用していくのかが今後の課題です。フロンターレセンターフォワードがいない問題もありますが、エウシーニョ・エドゥアルド・マイケルジェームズのDFラインの選手が怪我で層が薄い事も心配です。