ゼロックス2017

 2017 サッカー ゼロックススーパーカップ 鹿島アントラーズ浦和レッズ(3-2)
 去年Jリーグ天皇杯のダブルを達成したアントラーズとルールとはいえ2位になってしまったレッズの試合です。
 今期から優勝賞金が大幅に増したため両チームとも積極的に補強し、2チーム分の戦力を保持しています(が、両チームともCBのバックアップにやや難あり)。
 試合はいつも通り、パスを回すレッズと守ってカウンターを狙うアントラーズの展開に。アントラーズはいつもの4-4-2。レッズは3-4-2-1の可変式。ですが、レッズは去年から可変させず、3-4-2-1のまま守備では前からプレスを掛けて攻撃では阿部がバックラインに下がらずパス展開力のあるリベロ遠藤航が1人でパスを出すシーンが多く、今年はますますその傾向が強くなっています。
 前半にアントラーズ遠藤康が見事な直接FKとこぼれ球の押し込みで2-0になったのですが、後半はレッズが選手交代でサイドの運動量を増やし興梠が小笠原のファウルを誘ってPK。更にサイドを崩して武藤で追いつくという見応えのある試合に。
 ですが、最後はレッズの遠藤航のバックパスのミスをアントラーズの鈴木が無理矢理ゴールというある意味「いつも通り」の試合になりました。何だかよく分からないけど失点する。この癖が無くならない限りレッズのリーグ優勝は見ることは出来ないでしょう。
 アントラーズは補強したレオ・シルバが後半24分に交代するまで(イエローカードを貰っていたため)、大活躍。今期のアントラーズレオ・シルバのチームになると思います。