プチミレディの今後が不安

 petit milady 2nd LIVE! キュートでポップなトゥインクル級王座決定戦! 〜スキ キライ キライ 大スキ〜
 10代の頃にその役で10年は食べていける有名アニメの主役を演じたにも関わらず自己の中にある闇が見え隠れする悠木碧と、度重なる失言により奇妙な自滅ルートを辿りつつある竹達彩奈の人気声優ユニットpetit milady」。
 私はこのユニットには堀江由衣田村ゆかりのユニット「やまとなでしこ」、千葉紗子南里侑香のユニット「tiaraway」と同じ伝説になると思っているのですが、正直過大評価だったのかもしれません。
 とにかく、ライブの根幹部分がぐちゃぐちゃ。去年のライブでは3000人収容の東京ドームシティーホール、今年の5月のイベントでは2000人収容の舞浜アンフィシアター。それでも当日券を販売していたくらいなのに、10000人収容の有明コロシアムは無謀でした。数千単位で席が空いているのです。
 また、二人ともライブ経験が豊富にも関わらず、MCの台本を失敗し、歌詞を間違えるし、はっきり言って散々でした。
 ゲストの最近雀荘を開いたアントニオ剛志(CV小山剛志)と最近アキレス腱を断裂した、一緒にラジオをやった声優が次々と売れ、谷山紀章・グランロデオが売れたのは私のおかげと豪語するアゲマンドリル智秋(CVたかはし智秋)のゲストも単品では面白いのですが、何か違うのですよね。
 セットリストもちょっと酷い。全15曲なのは仕方ないにせよ、シングル曲の「恋はみるくてぃ」や「緋ノ糸輪廻ノGEMINI」、アルバムの好曲「Radioホイップ」、「キラリキラリ」。個人的に最もプチミレディらしい曲「アップルパイ・ア・ラ・モード」が入っていないのはどうかと。
 そして、一曲ずつのソロパート。好きなアニメソングを歌うというわけで悠木碧は「サヨナラ嘘ツキ」、竹達彩奈は「God knows」と、選曲以前にカラオケ聞きに来た訳ではありません。
 せっかくソロパートがあるならば、悠木碧は「クピドゥレビュー」、竹達彩奈は「わんだふるワールド」等、本人の持ち歌を歌うべきでしょう。
 正直、二人のアイドル声優としての資質に疑問を感じる内容でした。今後のユニット展開を少し考えないといけないと思います。