始めからそうしろ!

 第92回天皇杯 準決勝 ガンバ大阪鹿島アントラーズ(1-0)
 今シーズンはJ2に降格してしまったガンバ。せめてもの慰めに天皇杯獲得に全力を注ぎます。
 ここでガンバは今野をボランチに、遠藤をトップ下に置いた4-2-3-1にフォーメーション変更。結論から言えば「二ヶ月前に踏みきっていれば残留確実」。ボランチ今野はボールを次々と奪い、トップ下遠藤は気の利いたポジショニングと圧倒的な技術でチャンスとゴールを演出。シーズン中には出せなかった二人の本来のプレーの連続でした。
 鹿島は中盤での争いに後手を踏み、速攻からチャンスは作ることが出来るのですが、ペナルティエリア内でシュートが撃てませんでした。
 苦しい戦力事情の中、得意のカウンター攻撃により特化したチームを作り、ナビスコを獲得したのは流石です。ですが今日の試合のあまりに淡白な敗けを見ると、今年移籍したゲームメーカー・野沢とエース・マルキーニョスの不在は痛かった。
 このサッカーをやり続ければガンバはJ2は余裕で優勝でしょう。途中出場の若手の大森も前途有望そう。鹿島は巻き返しには外国人枠の見直しと優れた二列目の獲得が必須。アジア枠を上手く使って欲しい。