さらばゴンゴールの記事の違和感

 サッカーの中山雅史選手が引退しました。45歳。彼の功績については語る必要はないでしょう。日本サッカー史に残る名ストライカーでした。しかし、ここ数年は怪我に苦しんで試合に出ることもままならない状態でした。それでも懸命に足掻く姿は中山はこうでなくては、と私は感じています。
 しかし、引退の経緯を書いたネットや週刊紙の記事にには疑問が残ります。「中山選手は今年の年俸は600万円。それに不満を感じた妻、生田智子さんは引退するように指示。娘が私立の学校に入学し、物入りのため」とのこと。
 これが私にはよくわからない。45歳で600万円の給料を得ている人間なんて少数派でしょう。しかもゴン中山は20歳で解雇され引退したサッカー選手ではありません。
 Jリーグバブル真っ只中にプレーして、日本代表のエース。5年以上、年俸は一億を超えていたはずですし、テレビCMにもバンバン出ていました。それにも関わらず「お金に困る」とはどういうことなのか。
 今後はサッカー解説やバラエティ番組の出演や講演などで生活していく予定の中山氏。でもそれで600万稼げるとは思いません(解説は一試合10万円が相場らしい)。
 週刊紙ですから、信憑性には疑問が残りますが、真実なら生田さんは「本田の元奥さん」に匹敵するのではないでしょうか。