チョコレートの意味はわかったがもっと削れよ

 アニメ 恋と選挙とチョコレート
 放送 2012/7〜2012/9 全12話
 評価5.5(10点満点6点が及第点)
 実は一話の段階ではかなり期待していたのです。上品なキャラクターデザインと30分のテンポの良さ、派手さはないけれど手堅い声優。
 だけど回を追う毎にその期待はみるみる萎んでいきました。選挙とは何か、を説明した前半の出馬編(1〜3話)と予備選挙編(4〜6話)に6話は1クール作品でやるべきでは無かった。
 なんとか4話までにして後半の合宿編(7〜8話)とチョコレート編(9〜12話)にもう少し厚みを持たせるべきでした。
 何より後半のチョコレート編は学園ラブコメとしてはブッ飛んだ展開の連続は、制作者が一体何をしたかったのか首を傾げる作り。そしてわざわざ釘宮理恵まで用意したオリジナルキャラが出番が無くて不憫すぎる。
 このご時世なのにいじめ問題を取り上げたり、メインヒロイン千里の「チョコレート」も、すれ違う姉妹も要素自体は悪くないのです。だからこそもっと掘り下げて欲しかった。
 後、原作会社の新作PCゲームのCMを本編にねじ込むのはどうかと感じました。
 期待が大きかっただけに残念でなりません。最後に、みーちゃんがマミさんコスをしなかったのは納得いきません。