行かなければよかった…

 2012年 J2リーグ 第12節 横浜FCファジアーノ岡山(0-1)
 今の横浜FCの攻撃の中心は190cm大久保・187cm田原の2トップ、いわゆるツインタワーです。
 しかし、両選手とも相手を背負いながらボールを受けたり空中戦に勝ってヘディングを決めるプレーは上手くとも、スペースに走る動き苦手と、フレースタイルが似通った選手です。
 そのため横浜FCはサイドをケアされて、DFラインを上げてゴール前にFWを置けないとチャンスが制約されてしまいます。
 DFラインを上げる、ということはラインの裏にスペースが出来ること。しかし、横浜FCにはスペースランが得意な選手がベンチにもいない。
 確かにポストプレーやパス交換である程度ボールをキープすることはできます。しかし、それがシュートに結びつかないため相手にボールを奪われてカウンターの餌食になってしまいます。
 後半22分に失点をしてしまい、勝負は決まってしまいました。今の横浜FCには逆転する力は望めません。JFL降格争いが現実味を帯びてきました。
 対照的にファジアーノ。J2昇格からは苦しい時期が続いていましたが、広島・浦和で監督のペドロビッチ流3-4-2-1を去年から採用し、戦術が浸透。攻守のバランスがとても良くシーズン終盤まで連敗なく粘れば昇格プレーオフも夢ではありません。