私はアリーナ立見A52でした

 田村ゆかり LOVE LIVE 2012 I LOVE RABBIT 横浜アリーナ公演
 セットリストは他のブロガ−がいくらでも書いているので割愛しますが、4曲目の「太陽のイヴ」から18曲目の「滑空の果てのイノセント」までは新作アルバム「春待ちソレイユ」中心だったのですが、このアルバムは中々コールのしにくい曲が揃っていて他の会場に参加した方も相当いるはずなのにサイリウムを振るだけ、の連続でした。
 実際コール曲でゆかりんの左右でダンスをする着ぐるみの「桃猫団」も今回はあまり出演していませんでしたしね。ただ、その意図こそがゆかりんらしくて良いのです。
 だけど皆が見てしまいました。ゆかりんがジャンプする時にスカートを押さえる所や、途中に差し込んだVTR「ヤングスターの星(どんだけ星なんだ)」の喜びのあまり泣かなければいけないシーンで堪えられず笑ってしまう所や、バズーカを撃った反動で倒れそうになる所を。
 完璧を演じることも、完全に笑いを取ることも出来ずに、迷いながらも「ゆかりん」であり続けるしかない田村ゆかりさん。「17歳」を何度も迎えそれでも抗い続ける姿を私は本当にただ賞賛すればいいのか、少し疑問を持ってしまいました。
 いろいろネガティブな事ばかり書いていますが、私は全体としては相当レベルの高く次のライブが楽しみになる出来であったと感じます。
 時間ぎりぎりまで(いや、おそらく横浜アリーナを借りている時間は21:30までだと思うので10分オーバーしている)ファンに挨拶するゆかりんの姿に私はファンや仕事に対する真摯さを感じるのです。後何年トップスターである彼女を見つづけることが出来るのか。長生きしないといけません。