うーん…

 Amazonでは賛否と酷評の差が激しかったカンゼン社の「平成仮面ライダー英雄伝」。ですが、私はどちらでもありません。Amazonの評価基準ならば星三つでしょうか。
 確かに平成仮面ライダーのこのような資料本は今までなかったので出版したことは評価できます。ですが、肝心の資料性はかなり欠けています。特に響紅やカブト以外のマスクドフォームの写真が無いことは最大の弱点です。
 結果、平成ライダーの資料としてはストーリーを追うものとしても、ライダーを追うものとしても極めて中途半端な作りです。本当は両立させたかったのでしょうが、それなら3000円の分厚いハードカバーにするべきだったと思います。売れないでしょうが…
 申し訳ないですが、編者の成瀬史弥氏の思い入れの深さ故に「思い切って捨てる」ことが出来なかったのでしょう。
 10年後の超英雄伝に期待します。