楽しくない(完全版)

 幾ら、散財してもこの一ヶ月間の精神のもやもやは全く晴れません。私は行きたかっただけなのに、どうしてこんなことになったのか。
 仕事もどんどん上手くいかなくなります。明日はどうなるのかな…
 私の人生は後悔ばかりです。


 何故こうなったのか、もう一度始めから書き直します。
 私は2010/11/28(日)の横浜FCザスパ草津の試合を見に行きたかったのです。今年の六月から母の調子が悪くなり、試合日に運悪く仕事が入ったため、後半戦は見に行くことができませんでした。だけど今回は仕事もありません。何も障害はなかったのです。
 しかし、27日のJリーグタイムを居間で見ているときの母の弟に対する小言の連呼に私の予定は大きく狂わされます。「早く帰ってこない!」「遊びの誘いにはすぐ行くのだから!」。毎日言われていることです。別に私が気にする必要なんてなかたはずです。だけどその日は何故か耐えられないで夕食を戻してしまいました。
 そして、11/28。私は試合に行かないと母に告げると、「なんで、行かないの?行きなさい!」と激昂。私だって行きたかった。体調も悪かったし、仕事も上手く行っていなかったけど、無理すれば三ツ沢に行けたと思います。
 だけど、私が行っている最中に「早く帰らない」「遊びばかり行く」と言われていると考えると気持ち悪くて仕方がないのです。結果、行く・行かないの応酬で試合時間が来てしまいました。
 その後、ネットで試合のハイライトや退団選手のセレモニーを見ても気持ちが晴れません。
 それからはサッカーを見たいから、仕事を早く行き(出勤は七時前)、家には夜七時までに帰り、明日が早いから寝るために遊ぶ余裕もない。休日はほとんど家、外に出るときは直ぐに帰る。そんな生活を一ヶ月続けても、「行けなかった」という現実は変わりません。仕事も食事も遊びに行って早く帰るのも入浴を早く終わらせるのも、勉強(しているように見せるの)も全てプロパガンダ行為に他なりません。
 あれだけ見たくて仕方がなかったのに、見れなかった。私の霧は深くなるばかりです。そして来シーズンになっても、もう早川選手と小野選手のいる横浜FCは見ることが出来ません。
 だからサッカーの試合を見に行くためには結果を出さなければなりません。もう「行きたい」と思うだけではいけないのです。
 だから来年は三ツ沢に行くことは難しいと思います。そう考えるだけで私の霧はますます深くなる一方です。
 私は試合を見に行きたかっただけなのに。その日から人生が変わってしまいました。