ナビスコの栄光。それは・・・

 2010年ナビスコカップ決勝 ジュビロ磐田サンフレッチェ広島 (5-3) ※テレビ観戦


 チーム力にあまり差がないのはリーグ戦の順位からもわかります。中2日の広島が不利だったのも仕方がありません。しかし最終的には磐田の前田選手のレベルの違いが全てを決めたゲームとなりました。ただ、ここまでファイナルらしくない点の取り合いの試合となったのはもともと不安定な広島に加え、磐田ディフェンスも不安定だったのは間違いありません。とにかく両チームともサイド守備に問題がありすぎでした。
 広島はあと一歩まで守ったのに、後半44分に追いつかれて延長試合に入る段階で既に万事休す。ただ、両チームとも故障選手が多く交代も戦術的なものではなく、ほとんどがミスや怪我がらみで夏場の過密日程の影響が見て取れました。
 試合についてはとにかくそれだけで、「不安定な守備同士のチームがぶつかると概ねスペシャル選手の質で決まる」としか言いようがありませんでした。
 とはいえ、磐田としては久しぶりのタイトル、広島としては辛い準優勝。やはり2位では駄目なのです。
 ただ、ナビスコカップに優勝するということは来年二月のパンパシフィック大会に出場するということです。大分もFC東京もこの大会で故障者を出してJリーグでは苦戦の連続となってしまいました。磐田は今から手を打たないと来年はまた降格争いを演じる可能性があります。