広島こんなんで大丈夫?

 横浜FCサンフレッチェ広島 (1-1) 2008年J2 第 36 節

 
 首位のサンフレッチェ広島相手にJ2チームらしい3ラインの守備ブロックを作って耐えていたのは失点するまでの前半10分間のみ。失点の原因は左からのクロスの瞬間、ディフェンスラインの4人が揃ってボールウォッチャーになってしまい、一番警戒するべき佐藤にあっさりとフリーにしてしまったことです。
 その後、広島は上手く横浜にボールを持たせる(主導権を握らせる)省エネサッカーでゲームコントロールをして逃げ切る予定だったと思うのですが、後半14分に三浦アツのFKから難波にゴールを許して大誤算。
 気になるのは広島はその後もほとんど攻撃に出ないで、徹底的な時間稼ぎで勝ち点一を奪おうとしたことです。特に後半37分にアンデルソンが退場になってからはほとんど広島の敗北は無くなったと言えるのですから、残り時間はDFラインの選手を上げてパワープレーで押し切れば得点の可能性はあったのではないでしょうか。
 広島の稚拙なゲーム運びで横浜FCは勝ち点一を貰えました。しかし会場にいた6464人は楽しめたのでしょうか。