面白い「けど」と保留が付く

 アニメ 機動戦士ガンダム00 放送2007/10〜2008/03 評価6.5(10点満点6点が及第点)
 

 最終回に見事なまでガンダムが敗北して終了というのは、後半があるからこその繋ぎとしてはまずまずですが、単品作品としてはどうでしょうか。
 最終回近辺で次々と主要キャラがいなくなるのは作品の性質上仕方がないのですが、稀代の悪役(ヒール)になれたはずのトリニティまでが使い捨てだったのは残念でなりません。 前評判の低さ、途中のストーリ展開の中から後半上手く持ち直したことは評価できます。
 それでもこれでは満足できません。だって「機動戦士ガンダム00」は深夜アニメではなく「機動戦士ガンダム」の最新作なのですから。
 今年の十月から始まる第二期では魅力的な新キャラを出せるかどうかが作品の質を決めると思います。



 アニメ 俗・さよなら絶望先生 放送2008/01〜2008/03 評価6.5(10点満点6点が及第点)
 
 中心キャラクターの紹介でほとんどを費やしてしまった第一期の縛りが無くなり、ようやく学園アニメとしても体裁が整いました。
 特に今回は男性陣が新しい風を運んで作品としての新鮮さを保っています。「17」であそこまで引っ張るのは少々閉口しましたが。
 ただ、確かに面白いアニメなのですが、ここまで「一見さんお断り」な作りは意図的したものとはいえどうでしょうか。おそらくすぐに第三期の製作の発表もされるでしょう。
 第三期は今までとは違うアプローチからのオチを見せて欲しいところです。
 http://d.hatena.ne.jp/tatthi/20070923