今回はこの2冊の本について書こうと思います。
・EROTIQUE DIGITALE―デジタル写真によるエロティック表現技法
ロデリック・マクドナルド (著), ミニィ・コック (著), 池田 久美子 (翻訳)
トムソンラーニング 07年 評価7.0(10点満点6点が及第点)
・プロとして恥ずかしくないWEBデザインの大原則 改訂版 (インプレスムック)
MdN編集部
MdN 07年 評価7.0(10点満点6点が及第点)
前者はエロ写真の、後者はWebデザインの、表現・加工技術の紹介本です。どうしてこの2冊を同時に取り上げたのか。Webデザインは仕事だから納得としても、あまりカメラで撮影することに興味がない自分が。
それはこの2冊で書かれていることはあまり変わらないからです。
読みながら、私は「ここに書かれているようなものは一生作れない」という悲しい現実を突きつけられました。
それはなぜか。おそらく技術的なことを身に着けることは、生まれて四半世紀の私でも相当苦労すれば不可能では無いでしょう。
しかし、私には誰かに伝えたいこととか、ポリシーとかコンセプトとかそういったものが根本的に欠けているのです。
この2冊の本には、「大切なのは伝えたい事と意思だ」と繰り返し書かれています。それが無い私には、誰かにこのページをもう一度読みたいというページは作れないのでしょう。