正義の味方も大変だ

 アニメ 月面兎兵器ミーナ 放送07年1月〜07年3月 評価7.0 (10点満点6点が及第点)
 非常に良く出来たアニメだということは間違いありません。作品の設定やディテールには個々の部分でバラつきがありますが、どのシーンも相当練りこまれており、見ている私は唸るばかりでした。1クールだったので、少し物足りない部分も残りましたが、これだけできれば満足です。個人的にはラビットフォースの面々よりもオカンの方が気になったので、そっちをもっと見せて欲しかったですが。ただ、この作品の最大の問題は毎週のように放送時間が変わったことにあります。毎週のように放送時間が深夜0時45分〜3時の中で変化するのはもちろんテレビ局の放送予定などもありますが、いまだにVHS録画の私には腑に落ちない部分でした。


 特撮 ウルトラマンメビウス 放送06年4月〜07年3月 評価6.0 (10点満点6点が及第点)
 「ウルトラ兄弟」という切り札中の切り札を使ってしまったためマックスのようにハジけた話を作ることはできなかったのは残念ですが、それ以外はまずまずでした。もちろんウルトラ兄弟の更なる出番や伝説の怪獣、第3のマケット怪獣などもやって欲しかったのは事実です。しかしゾフィーの変身シーンとか、最後とか見続けて良かった部分も多々ありました。ヒビノミライ/ウルトラマンメビウス役の五十嵐隼士さんにはぜひとも40年後、今度は兄として新たなるウルトラ兄弟を助けて欲しいですね。ただ、結局「メテオールはなんで1分しか使ってはいけないのか」という疑問は解決することはなかったのが心残りです。


 アニメ 天保異聞 妖奇士 放送06年10月〜07年3月 評価7.0 (10点満点6点が及第点)
 描きたいテーマは「どこかに行きたい自分、けれどどこにも行けない自分、どこかを求めるのは本当に悪いことなのだろうか?」ということはわかります。しかし、1年放送の予定が半年で打ち切られてしまい、それ以上踏み込めなかったのは悲しくてしょうがありません。後半が完全に急ぎ足だったのはしょうがないとしてもアニメの出来は良く、毎回楽しみにしていたのですがいかんせん土曜日の午後6時から放送するないようではなかったのです。主役の竜導が40歳という設定なのに二人のヒロインが両方とも10代始めの女の子なのは土6でやるのはどうでしょうか。ガンダムSeed以降この枠はスポンサーが予算をふんだんに投入し人気作品を生んできました。しかしこの打ち切りはそんな蜜月の終わり、つまりアニメビジネスの曲がり角を意味しているのではないでしょうか。


 というわけでビデオの積み残し(「お前の積みビデオリストなんて読みたくない」でしょうが)。
 放送終了
  ・GARO(残り3話 第23話〜第25話)
  ・ネギま!?(残り6話 第21話〜26話)
  ・おとぎ銃士赤ずきん(残り11話 第28話〜38話)
  ・京四郎と永遠の空(残り10話 第3話〜第12話)
 放送中
  ・のだめカンタービレ(残り5話 第7話〜第11話)
 残り35話分で17時間半です。