アニメ かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 評価9.5(10点満点6点が及第点)
はっきり言って、近年まれに見る最高傑作中の最高傑作です。
話自体は、所謂「萌え系」アニメなのですが、単純な萌え系ではなくしっかり「恋愛モノ」になっていましたし、絵のクオリティも、音楽もほぼ完璧です。
田村ゆかりさん・堀江由衣さん・「荒鷲」浅野真澄さんら76年組も声優キャリア最高クラスの演技といって差し支えないでしょう。
また、私が一番凄いと思ったのは演出面です。OPアニメ、とまりの髪を下ろすシーンや「肩貸せ!」だけではなく、明日太の悶々と悩むシーンや、あゆきの「私は舞台には上らない・・・・けど・・・」のシーンなどは完成度が非常に高く何度も繰り返し見てしまいました。ラストシーンも私は非常に高評価です。だってタイトルは「やがて恋がはじまる」じゃないですか。あのシーンが本当のスタートラインだと考えると、あえてセリフをカットしたのも納得できます。
これほどの傑作にはもうしばらく会えないと断言しても構いません。
あえて欲を言うのならば2クールにして、漫画版に準拠したストーリーになれば間違いなく10点満点になっていたでしょう。
DVDシリーズは絶対買うと思います。というよりも、「少なくともそれに見合うだけの価値がこの作品には存在する」ものであったことは間違いありません。どうやら真の最終回はDVDでやるみたいですし。
リアルタイムで見れて本当に良かった!
どんなに「オタク」と蔑まれてもこんな作品を見ることができるのだから、やっぱりアニメを見続けるのはやめられない。