結構売れてるはずなのに新品・初版が買えた

 ライトノベル 空の境界(上・下) 奈須 きのこ (著) 講談社 04年
 評価6.5(10点満点6点が及第点)

 文章はわかりにくいしほとんどがセリフや説明文ばかりなのですが、話自体は非常に面白く、上下巻で700ページ以上ある分量もさくさく読めて意外と苦になりません。式嬢が化け物じみた強さをもっているのも妙に受け入れられます。ただ解説の「この結末はアンハッピーエンドだ」というのは少し納得いきません。私はあのエンディングはこれほどのない最高のハッピーエンドだったと感じているのですが。また黒桐君は絶対普通ではないのでは。