フロンターレの初カップ

 2019年 ルヴァン杯決勝 川崎フロンターレコンサドーレ札幌(3-3 PK5-4)

 どちらが優勝しても初優勝の決勝戦は激闘になりました。コンサドーレが先制して、フロンターレが前半ラストプレーで追いついた時点で、チーム力が上回るフロンターレが絶対有利だと思っていたのですが、そこからのコンサドーレの粘りが凄かった。

 いつもの様にパスを回して主導権を握るフロンターレに対してコンサドーレは必死にカウンターを仕掛けて、を繰り返しの中で最後はベンチから出て来たフロンターレの中村・小林で後半43分に逆転して優勝、と思ったらラストプレーでコンサドーレが追いついたのですから。

 PK戦までもつれ込んだ試合は最後はフロンターレが勝利したのですが、本当にコンサドーレの徹底抗戦に苦しみました。お互い怪我人が多くてベストメンバーを組めなかったので残念でした。

 フロンターレはようやくカップ戦優勝。丁寧にパスを回すスタイルはJリーグでも屈指のチーム力を持っていますが、流石に中心選手の中村・小林・家長の3人のフル稼働が難しくなってきました。若手のホープである田中碧は多分今季の終わりか来季の夏には海外移籍をするのでしょう。今のサイクルが終わったらチーム力が一気に落ちるかもしれません。

 コンサドーレはペドロビッチ監督が就任してから去年のリーグ4位に続いて今季もルヴァン杯準優勝。順調にチーム力を上げています。決して有力選手を保持出来る予算規模はないので、とにかく若手や他チームでは活躍出来なかった中堅選手を育成していくしかありません。選手を入れ替えながらどうやってリーグ順位一桁、たまにはカップ戦でチャンスというのを続いていくのは大変です。

 後、この試合のVAR運用は正直イマイチでした。ゴールの確認に手間取ったり、延長前半のフロンターレの谷口の一発レッドはどう考えてもおかしいでしょう。イエローで問題ありませんでした。審判がVARに慣れるまで時間がかかりそうです。