これでフロンターレの優勝は苦しい

 2019年 J1リーグ 第22節 名古屋グランパス川崎フロンターレ(3-0)
 この敗戦でフロンターレの三連覇は絶望的になりました。
 グランパスセンターバックに新人の藤井を起用。彼が及第点のプレーをしたのが本当に大きかった。これはまた将来期待のセンターバックが誕生したと言っても良いでしょう。
 フロンターレは自滅です。グランパスの先制点はコーナーキックのこぼれ球をシュートしたのをゴールの手前で和泉が軽く触ったものでしたが、この和泉のプレーがオフサイドではないかという疑惑(テレビのリプレイではオフサイドではありませんでした)が最後まで尾を引いてしまいました。
 中核選手の大島が怪我明けで先発予定だったのに体調不良でベンチ外になった時から嫌な予感はしていたのですが、ここまで悪くなるとは思いもしませんでした。しかし試合内容が悪いとは言え、試合のラストに大荒れになってしまうのはどうかと思います。これで次節は谷口とジェジエウの両センターバックを出場停止で戦う事になります。
 グランパスはとにかくこの試合で長かったトンネル脱出。勝てなかった時期は選手や布陣をちょこちょこ変えて、更に悪くなるという悪循環もこの試合のメンバーが当面のベストという事になり浮上に期待が出来ます。
 フロンターレはトンネル突入。怪我人まみれでベスト布陣が定まらない状態でも何とか勝ち点を稼いできましたが、ここに来て大ブレーキ。特に大島・守田の代表コンビが試合に出場出来る状態ではないのが本当に痛い。三連覇をするならば残り12試合で10勝くらいしないといけません。これは相当難しい。