J1リーグ 第16節 名古屋グランパス対清水エスパルス(1-2)
優勝争いに参加したいならばここで勝たないといけないグランパスと、残留争いから脱出したいならばここで勝たないといけないエスパルス。
試合は予想通りグランパスがパスを回し、エスパルスがカウンターを仕掛ける展開でしたが、グランパスはエスパルスの守備に大苦戦。
それでもグランパスのパスサッカーにエスパルスの守備は90分持たないだろうと思っていたのてますが、先に足が止まったのはグランパスでした。エスパルスが上手く裏を取って先制点。
後半ロスタイムにお互いがゴールを取り合うという衝撃的な展開で終わった試合でしたが、この試合で目を引いたのはエスパルスの守備でした。
パスの上手いグランパスにサイドをある程度捨てて4バックはペナルティエリアの幅に密集。空いたサイドに展開されてもサイドハーフが下がって対応するため、むやみにスライドしません。
グランパスはどれだけサイドを崩しても中央にスペースが無いためなかなかシュートに行けません。結局崩しても崩しきれないのですよね。しかもエスパルスのカウンターが鋭くてキーパーがランゲラックでなければもっと失点していたでしょう。
グランパスは優勝争いからこれでほぼ脱落。エスパルスは降格争いから抜け出る勝利。というよりエスパルスはこれだけいいサッカーしているのならば降格するわけがないのですが。