ファウルも少なく平和的なマッチ

 2018年 J1リーグ 第21節 サンフレッチェ広島V・ファーレン長崎(2-0)
 首位独走状態だったサンフレッチェですが、ここ数試合は勝ち点を逃すシーンが頻発。
 サンフレッチェのサッカーは極めてわかりやすい。4バックは中央を固めて、ボールを跳ね返したらパトリックの頭かスペースに出してシンプルに誰かを走らせてセカンドボールを拾う。それだけなのですけれど、各ポジションに穴がありません。
 後半のロスタイムにはセンターバックの野上を入れて5-3-2で逃げ切り策を図ります。サンフレッチェにとってこのフォーメーションは貴重なオプションになるでしょう。
 ファーレンはサイドに展開は出来るのですが、それはサンフレッチェがサイドを空けているからで中央は本当に崩せない。ファーレンは悪くないサッカーをしているだけに、ここで耐えないと下位にいるのがグランパス、ガンバなだけに、残留は相当厳しくなります。
 2位のF東が都合良く負けてくれたのでサンフレッチェは再び独走態勢に。レギュラーの平均年齢が30歳超えているのが心配ですが、怪我人がいないのも大きい。結局最後まで逃げ切ってしまいそうです。