アニメ Infini-T Force
放送2017/10~2017/12 全12話 評価7.0(10点満点6点が及第点)
タツノコプロの往年のヒーロー、ガッチャマン・ポリマー・テッカマン・キャシャーンが同じ画面で戦うという夢の様な企画です。
始めはこのCG、FF7やFF8みたいなデザインだなと思っていたのですが、よくよく考えてみると70年代のタツノコプロとFFの初期のキャラクターデザインは両方共、天野喜孝さんなのですから似ていて当然なのですよね。
ストーリーは父親に捨てられて(実際には少し違うのだけど)、自暴自棄になっていたヒロインがヒーローとの出会いで変わっていき、自分の道を見つけていくという王道中の王道。
また悪役も決して純粋な悪ではないのですよね。全員が全員、悪になった理由に同情できる部分があり単純な勧善懲悪ではない部分も素晴らしい。
特筆すべきはヒロイン役を演じた茅野愛衣さん。デビュー当時は天真爛漫系か感情をあまり出さない系が多かったのですが、ここ最近はお姉さん系の役ばかり演じていただけに今回のやさぐれ系女子高生は相当新鮮でした。
最終回は一応の幕引きをしながら映画版へ続く作りに。映画前提の作りはどうかと思いますが、改めて老舗タツノコプロの底力を見ることが出来た良作です。
Just Because!
放送2017/10~2017/12 全12話 評価7.5(10点満点6点が及第点)
キャラクターデザインに人気同人誌「月曜日のたわわ」を手がけている比村奇石さんを起用した恋愛物。
今年の春アニメに同ジャンル作品「月がきれい」という大傑作があっただけに、1話の段階では比較されてしまうから運がないな、と思っていたのですが、話数を重ねる毎に嬉しい形で裏切っていきました。
スケジュールが相当ギリギリだったのかはっきり言って、作画は相当酷い。だけどそれを差し引いでも魅力的なストーリーというかサブヒロインの小宮。特に7話からの展開、引きとサブヒロインの小宮に毎週唸ってばかりでした。
小宮があまりにも魅力的過ぎて、他のキャラがイマイチ目立たなくなってしまったのが残念。
最終的に出来たカップリングも、何となく違和感が残ります。もうちょっと自然な組み合わせがあった様な気がしてなりません。
何度も書いてますが、このアニメの評価の大半は小宮によるものです。小宮をあっての今作品。小宮無くしてJust Because!はありません。