完勝だけど・・・

 2017年 J2リーグ 第11節 横浜FC愛媛FC(4-0)
 横浜FCは3バックにシステム変更とエルゴラで読んでいたのですが、実際に見ると4-4-2と3-4-2-1の併用システムでした。
 右サイドバックの小宮山が前に出て3バックに、バックラインに吸収されて4バックに、そこから左サイドハーフの永田が下がって5バックに。状況に応じた可変フォーメーションです。
 ですが、キープレーヤーはエースFWイバ。190センチの高さでとにかく体が強く、空中戦でも地上戦でも無類の強さ。愛媛FCは3-4-2-1のフォーメーションで本来ならばフルコートでマンツーマンになるはずですが、イバの対応で少しずつマークがズレるのですよね。
 マークのズレを利用して横浜FCは次々とゴール。後半は押し込まれる時間帯もありましたが、GK高丘とCBヨンアピンの適切な対応でシャットアウト。
 交代で寺田・津田・大久保といったベテラン勢も起用して今後の過密日程にも備える余裕ぷり。超優良助っ人外国人にJ2リーグで失点数最小の守備。2006年のJ1昇格のデジャブみたいな展開へ。
 ですが不安なのは層の薄さ。優良助っ人外国人がどこかで起用出来ないタイミングは必ず来るでしょう。その時に代わりの選手でも勝ち点をもぎ取る事が出来るのか。正念場はまだまだ先にありそうで怖いのが今の正直な感想です。