ヴィッセル優勝は難しい

 2017年 J1リーグ 第8節 サガン鳥栖ヴィッセル神戸(1-0)
 精力的に補強して初優勝を狙うヴィッセル神戸。前節は敗戦だったので連敗は避けたい所です。
 ですが、ヴィッセルは物凄くつまらない負け方をしてしまいました。前半の早い時間帯にサガンのパワープレーからのチョドンゴンと豊田の2トップによるワンツーであっさり失点してしまうと、その後は80分間逃げ切りたいサガンのサッカーにお付き合い。
 サガンのフォーメーションの構造上、中盤の底(アンカーと呼ばれるポジション)の脇を狙ったり、大きなサイドチェンジの打開を図ろうとするのですが、中央はしっかりと固められて効果的な攻撃にならないのです。
 ヴィッセルは確かにレギュラーのCB岩波とボランチの藤田は欠場でしたが、代わりに出た選手は北本と高橋秀人。両選手とも経験のあるベテランなのですが、どうにもパッとしないプレーぶり。
 サガンは上手く守りきり上位相手に大きな勝利。ですが、期待の鎌田がロスタイムにGKとの一対一を外したのは大問題。この1点が得失点差に繋がるかもしれないのですから。
 レッズ以外の上位は崩れて早くもレッズ独走のJ1リーグ。まあ、レッズはラスト数節でいつも通りブレーキになると思うので、手の届く勝ち点差をキープし続ければ最後に優勝が手のひらにこぼれてくる可能性は高い。ですが今日のヴィッセルを見る限りそれは難しいと思います。