無駄金

 昨日は体調が悪くて休みを取っていました。実際にはそこまで体調は悪くはないのですが、先週の半ばから下痢が続けて体重が1キロ近く減り、なお止まらない状態でしたし、そこまで急務の仕事も無かったので思い切って休む事にしたのです。その判断が間違っていたのは5時間後くらいに判明するのですが。
 話は変わりますが私はビジネス用革靴を三足購入しました。長年あるブランドのあるモデルを愛用していたのですが、そのモデルが販売停止になり数年。別のブランドに思い切って刷新しようと考えたからです。そこで私はトンデモナイ勘違いをしてしまったのですが、これは後述。
 ネットの通販サイトで自分のサイズを探していると、あるブランドが目に付きました。「少し値段は張るけど、格好良さそう。思い切ってこれにしよう」。ですが流石に靴を通販サイトで購入するのは危険と思い、ブランドのショップで一足購入しました。
 新品を数日履いてみて、特に問題なしと判断した私はもう二足同じものを通販サイトで注文しました。毎日違う革靴を履いて仕事に行くのは違和感がどうしてもあるからです。
 ですがこの革靴、履き心地は良くても革に問題があるのかわずか数日でつま先に穴が空くというものでした。
 流石に怒りを覚えた私は製造会社に郵送。今後どうするのか聴くことにしました。結果的には、穴は使用によるものであって、修理は公式販売店に行き有償で行って欲しいとの事。なので今日、現品を郵送しました、と連絡がありました。
 そのため、母に明日、郵送していた靴が修理もなく返ってくるので、郵送会社に応対してくださいと話したところ、突然ブチ切れ。
 私は、「古い靴は既に12年履いた靴だから捨てて、新しい靴は問題があっても誤魔化しながら何年か履くよ」と母に何回か話していたのですが、これが私の致命的な勘違い。
 母は「確かに同じモデルを履いていたけれど、何年かおきに買い替えていただろうが。どうしてそんな嘘を付く!」と張り裂けんばかりに叫びました。
 私は12年同じ靴を履いていた、と完全に勘違い・思い込みをしていたのです。購入した店に電話を掛けてポイントカードの番号で紹介してもらったところ、確かに2011年と2012年に購入履歴がありました(それ以前はデータが無かった)。つまり12年で3回くらいは買い替えていたことになります。
 その後の事はよく覚えていません。母の怒りは止まらず何時間も罵声を私に浴びせ続けました。何回も「あんたは思い込んだら、それがあんたの真実になる。間違いは絶対に認めない」と言われました。
 3足で何万もした革靴ですが、もう履くのは止めようと思います。履くたびに母の怒声が聴こえてくるのですから。本当に無駄金でした。