そんなに夢じゃない

 クラブワールドカップ 決勝 鹿島アントラーズレアル・マドリード(2-4)
 おそらく世界で五指に入るくらいは強いレアル・マドリード相手にアントラーズは最初からフルパワーでプレスを掛けたのですが、上手くかわされて前半9分に失点。ここで大量失点での惨敗も覚悟したのですが、ここからが凄かった。
 アントラーズはいつも通りを貫き続けて柴崎が2ゴールで一時はリードするくらいだったのですから。最終的には延長戦で力尽きてしまいましたが。
 レアル・マドリードは本調子ではなかったのでしょう。だけど、ほとんど日本人だけのチームでこれだけの試合が出来るのですから、夢は大きく持ってもいい。
 アントラーズには日本代表は居ません。エース金崎は素行不良で追放されましたし、センターバックコンビの昌子・植田もたまに呼ばれますが基本的にはベンチです。でも今の日本代表の体たらくを見るにつけ、アントラーズをそのまま代表として出した方が確実に強いと確信できる試合でした。
 Jリーグ1位ではないアントラーズが出場するという事でイマイチ乗れなかったクラブワールドカップですが、終わってみればアントラーズの出場で良かったと思う大会でした。
 クラブワールドカップ中国企業のアリババがスポンサーになったため、しばらく日本での開催はないでしょう。最後だからこそ国内タイトル最多のアントラーズにこそふさわしい。
 サッカーって本当に何が起こるかわからない。