ありえねぇ・・・こう来るか!

 映画 ゼーガペインADP
 評価7.5(10点満点6点が及第点)
 7月のイベントで「テレビシリーズのアニメの映画は所謂総集編やシナリオを新しくした新作か、ですが今回の映画はそれとも全く違うアプローチで作りました」という下田監督の話から私は新訳ゼーガペインを作るのだなと思い込んでいました。
 ですが、こんな形で裏切るなんて流石ゼーガペイン。作品の特性を上手く活かしてテレビシリーズの補完と拡張に成功。今まで想像で補って来た、◯◯◯◯攻略戦や◯◯◯◯◯◯の決戦を描いて、納得の一作に。
 だけど、納得するのは10年間このアニメを見て来たファン、通称セレブラントだけでしょう。テレビシリーズを見ずにこの映画を見るのは、全くおすすめ出来ないどころか、単なるネタバレになってしまいます。
 ロボットアニメなのに、あっさり目のバトル描写とやたらと濃い心情描写の差はそれがゼーガペインらしいと言えばゼーガペインらしい作り。まさにゼーガペインアダプテーション(脚色)。
 しかし、キョウちゃん。敵だけでなく味方ですら女も男も節操なく次々と撃墜しまくっているのはどうでしょうか。幼馴染のカミナギはもっと危機感持たないといけないと思います。