読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2016年夏アニメ感想

 仮面ライダーゴースト
 放送2015/10〜2016/09 全50話 評価5.0(10点満点6点が及第点)
 年が明けるまで(2015年放送分)は好きだったのですよ。命を失ってゴーストになったタケルが、怪人に操られて「この目的のためならば命を失っても構わない!」と叫ぶ人達に「命は何より大切なものだ!」と諭して、怪人にライダーキックを浴びせていた頃は。
 だけど年明けからは中盤の敵組織の内部分裂や後半のボスの暴走とシナリオは迷走の連続。確かに部分部分を見れば「完璧な世界なんか存在しない」「完璧な人間なんかいない。だからみんなで支え合うんだ」と作品のテーマにある程度沿ったものですが、何というか、内ゲバばかりで盛り上がらないのです。
 せっかくの設定を忘れるのも毎年恒例。今年はバイクのパワーアップユニット、イグアナゴーストライダーは春先には使わなくなってしまいました。予算の都合とはいえ格好良かったのに、もったいない。
 でも何より駄目なのは、49話、50話(最終話)で次回作エグゼイドを出した事。50話はまだ許せるとしても(あまり許したくないのですが)、49話のラストバトル真っ最中に次のライダーを出す必要は全くありません。これだけは弁護できません。

 仮面ライダーアマゾンズ テレビ放送版
 放送2016/07〜2016/09 全13話 評価7.0(10点満点6点が及第点)
 仮面ライダーゴーストと仮面ライダーアマゾンズを同時に見ながらおじさん達が「最近のライダーはライダーじゃない」と話すのも仕方がないのかな、と感じました。
 確かにアマゾンズはゴーストに比べてお金は使ってないし、CGは手抜き感がありますし、怪人は使い回しです。
 だけど、怪人に襲われて人が死ぬ、怪人を排除するために怪人よりも遥かに残酷な事を行う人間という、平成ライダーシリーズが進むにつれて制約ばかりになり描けなくなった事を描いているのはむしろ新鮮。
 何より仮面ライダーという枠で「あなた達は勝手に産んでおいて、不要になったら勝手に殺す。僕はそれが気に入らない」と主人公に言わせたのは凄すぎる。
 個人的には中ボスのアマゾンΣをもう少し引っ張っても良かったとは思いますが、おそらく制作決定している第2シーズンで量産型アマゾンΣが出ると思うので気にする事はないでしょう。
 後、ヒロイン役を演じていた武田玲奈さんが声優の悠木碧さんにそっくり過ぎるのは私の視力の問題に違いないので特撮雑誌は是非対談インタビューを乗せて下さい。

 マクロスΔ
 放送2016/04〜2016/09 全26話 評価5.0(10点満点6点が及第点)
 前作マクロスFで、私はマクロスという枠では、やるべき事を全てやってしまい、これ以上続編を作る事は難しいと思っていました。それを歌姫のユニット化という形で問題解消したまでは良かった。
 ですが、登場キャラクターが増えた結果、全体的に掘り下げ不足になってしまいました。特にメインヒロインのミラージュの扱いがかなり雑でした。メインヒロインなのに。これもキャラクターが増えた弊害です。
 2クール目ははっきり言って構成ミス。1クール目は各地でヴァールシンドロームと戦うヴァルキューレとデルタ小隊、2クール目はヴィンダミアとの戦争、とするか2クール目は初代マクロスに繋げる様に戦後編にするとか幾らでもやりようはあったのですが。
 戦争も三角関係もヴァールシンドロームも何一つ解決しないまま終わってしまったマクロスΔ。おそらく今後、映画版やヴァルキューレのライブで末長く延命して行くのでしょう。
 マクロスシリーズは大きくなり過ぎました。今度は思い切って1クールで超時空シリーズをやってみるとかしても面白いのではないでしょうか。

 クロムクロ
 放送2016/04〜2016/09 全26話 評価8.0(10点満点6点が及第点)
 当たり外れがやたらと激しいアニメ製作会社P.A.Works初のロボットアニメは大当たりでした。
 始めはP.A.Worksらしい美しい背景とCGのロボットのミスマッチばかり感じたのですが、それに慣れたら作品にみるみる引き込まれていきます。
 1970年代から2015年までのロボットアニメのエッセンスを上手く抽出、加工して最初から最後まで飽きさせない作り。前半に散りばめられた伏線がラスト6話から次々と回収していくのは見事。
 ガンダムユニコーンOVAの焼き増し。マクロスΔがイマイチだっただけに、毎週楽しみで仕方がありませんでした。

 Rewrite
 放送2016/07〜2016/09 全13話 評価4.5(10点満点6点が及第点)
 2000年代に隆盛を誇った美少女ゲームブランドの2011年発売の作品のアニメ化です。
 結論から言えば最悪の出来。ちぐはぐなシリーズ構成と当番回が無いので魅力を見出せないヒロイン。
 監督の天衝さんはきんいろモザイクシリーズやグリザイアシリーズでは辣腕を振るっていたのに、一体何があったのか。
 これでは2017年の1月から始まる2期には期待できません。

 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096
 放送2016/04〜2016/09 全22話 評価6.5(10点満点6点が及第点)
 OVAで2010年から2014年にかけて発表されたシリーズのテレビ放送版です。
 内容は一度見たものですが、やはり面白い。だけど、本来OVAシリーズだった作品を無理やりテレビシリーズに変えたので、毎回終わりのシーンが変と言いますか、ここで切るの?という未消化な話ばかりになったのは残念です。
 また、始めから新規シーンは無いという約束だったため、説明不足だったロニ編(OVAの4巻、テレビシリーズでは10話から12話)がそのままだったのもいかがなものか。
 決してお子様向けの作品でも無いですし、日5枠でやった方が良かったのではないでしょうか。